11-12-29

仕事も納めてお休みに突入、ということで何をするわけでもなくひたすらだらだらしていたら一日が過ぎ去りました。まあ、飲み会続きだったので……。しかし私はお酒が全く飲めないのですが、今月全部で14回くらい飲み会があったという不思議。


そして冬コミが始まりました。という訳で、もう一度告知的なものを。
はらへ – Lilting Channel

サークル「はらへ」の「こしょぶ! 2」に小説で参加させて頂いております。場所は12月31日の3日目東マ19bです。表紙の女の子の登場するクリスマス的な話を書いたようなそんな感じです。

バカとテストと召喚獣 10 / 井上堅二

バカとテストと召喚獣10 (ファミ通文庫)

バカとテストと召喚獣10 (ファミ通文庫)

ついに始まるAクラスとFクラスの試召戦争。Fクラスの雪辱戦となるそれは、これまでの経験をつぎ込み、雄二と翔子の裏の読み合いとなる激しい闘いに。
Aクラスが成績的には圧倒する中で、Fクラスの面々はこれまでの召喚獣を使ったバトルの経験で対抗するというのは王道ながらに燃えるシチュエーション。ただ、その中でもFクラスの面々の成績が微妙にでも向上していうのが、シリーズ重ねてきた中での成長を感じさせてくれて良いです。明久、歴史の勉強頑張っているんだなと。あと、Aクラスの翔子や久保君、工藤愛子に優子といった面々はこれまでの登場機会も多かったので、敵側のキャラクターが立っているというのが面白いところかと思います。特に明久への片想いでキャラがあらぬ方向に飛んでいた久保君の、方向性はそのままに株を上げるような中ボスっぷりとかなかなか。
ただ、試召戦争自体知略の限りを尽くして闘うところは面白いのですが、どうにも説明臭くなる所があってどうかなとも。雄二の戦略が複雑になってくると、説明のための説明になってしまっているような部分があって、いまいちノりきれないところがあったのが残念。個人的にバカテスは性別にフリーダムなラブコメっぷりとギャグのキレが楽しみなシリーズだけに、こういうシリアス展開をすると少し私の求めているものとズレてくるのかなとも思いました。
姫路さんのひた隠しにしている、おそらくは進路的なもの。そして美波の恥ずかしい日記の行方。今のところいけ好かない残念な人と化している高城先輩と、最終局面への準備は整ってきた感じ。試召戦争の行方、そして鈍感の極みである明久が誰を選ぶのか、雄二は覚悟を決めることができるのか、楽しみに待っていたいと思います。