13-9-26

楽天優勝の瞬間をテレビで見ながらおめでとうと思っていました。
1アウト2,3塁にされて田中将大のスイッチが入ってからがすごすぎてなんかもう。


昨日はYUKI KAJIURAライブの番外編。番外編ということもあってかライブ定番曲多めで、ああやっぱり私は梶浦曲が好きなんだと改めて噛みしめるようなライブでした。前回が国際フォーラムのKaji Fesという大きめのお祭りイベントだったので、ZEPP Divercityくらいの箱というのもまた良かったなあと。
曲的には「in the land of twilight, under the moon」が聞けた時点で既に満足感が……! 「stone cold」はやっぱりキラーチューンだなあとか思い、「目覚め」はきたああという感じで、「maybe tomorrow」は泣きそうにになるし、アンコールの「the world」そしてラストが「ユメノツバサ」で大満足というかなんというか、幸せ。そしてこの日はWakanaの声がもの凄い伸びていました。まさに女神ボイス。
そして最後にFictionJunctionとしてのセカンドアルバム発売のお知らせと来年の全国ツアー決定のお知らせが! しかもフルートは赤木りえ全日程参加! とりあえずNHKホールと大宮ソニックは行くとして、遠征どうするかなあと悩みます。


それから、ライブでは特に触れていませんでしたが、次の次の朝ドラの劇伴が梶浦由記に決定というニュースが。
梶浦由記、NHK連続テレビ小説90作目で音楽を担当 - 音楽ナタリー
おおお、NHK朝ドラ……!!
人気が出ようと有名になろうと、私が梶浦曲が好きな事は何も変わるわけではないのですが。けれどもう10年くらい好きで追いかけ続けて、凄いんだよ良いんだよと言い続けてきた人の音楽が認められて、こういう大きなものに選ばれるというのは、やっぱりとても嬉しいのです。

ロストウィッチ・ブライドマジカル / 藤原祐

藤原祐×椋本夏夜現代学園異能ものでタイトルがこれだったら面白くないはずがないじゃないですか! というこれぞ藤原祐な一冊でした。とりあえず「レジンキャストミルク」が好きだった人なら何も言わずに読めばいいと思います。ここに読みたかったものがあるはずなので。
『魔法の国』での女王の死から、『女王の器の欠片』は鍛冶目山市周辺に住む少女たちの身に宿り『魔力』をもたせ、それをひとつにして女王を復活させるため魔法の国の住人たちは『体現者』として少女たちと契約して彼女たちを『魔女』にする。そして始まるのは『魔女』たちによる殺し合い、『女王のための統合戦争』。
精神体である『体現者』は形を持った何かに宿りマスコットとなり、それと契約した少女たちが魔法を操る。つまりは魔法少女バトルロイヤルものになるのですが、設定からキャラクター、そして展開に至るまで、このゾクゾクするような綺麗な悪趣味さはこの作者ならでは。魔法の根源にあるのが罪であり、その『固有罪科』を元に行使される力で闘う少女たち、そしてその能力の中身も使い方もなかなかひどくて素敵です。希亜と舞衣子のペアの中にある、擬似家族的な信頼関係とそれが故の魔法の行使方法とか、本当にらしくてもうね! という。
主人公ペアが見せる真の力のカタルシス、ひらがなにカタカナのルビをふるようなセンス、そしてああこの子はこうなるのだろうと思ったものがそうなるストーリー。私の好きな藤原祐だなあと思うことしきりな新シリーズ一冊目でした。物語の背景にあるものは主人公たちが思っているほどに単純ではなさそうで、この先どういう展開になっていくのかとても楽しみです。