F1 ドイツGP決勝

面白いレース。そして次戦からの展開がまた面白くなりそうです。
レースはフェラーリの磐石の1−2フィニッシュだったのですが、その後ろはなかなかの混戦。3ストップに出たライコネンに、復活ホンダのバトンとウィリアムズのウェバーが絡んで、ルノーが後方に追いやられる今シーズンはあまり見なかった展開。3回目のストップが終わるまで順位が読めず、その先もライコネンがバトンをパスしたり、ウェバーをトラブルが襲ったり、ルノーの二台がトゥルーリに追いかけられたりで見所が多かったです。結局ライコネンが3位、バトンが4位、アロンソ5位のフィジケラ6位だったわけですが、こうやってマクラーレンやホンダがルノーの上に来るようになれば、フェラーリルノーの争いが俄然混戦となります。トヨタもエンジン交換だの接触だのペナルティだのでトゥルーリの7位入賞のみでしたが、ペース的にはルノーに匹敵かやや上。終盤に向けての競争は激しそうです。ミハエルとアロンソはこれで11ポイント差。これだと自力でのチャンピオンもありえます。ブリヂストンのタイヤが外れたときにルノーがどこまで逆襲にでれるかが一つの焦点でしょうか。
後方はサバイバルを粘ったクリエンが8位入賞で来期へアピール。その後ろはレッドブルトロロッソ、MF1といつものように並びました。精彩を欠いたBMWは2台リタイア。そして注目の新車投入のアグリは左近は早々にリタイア。琢磨は途中までモンテイロを押さえ込む奮闘を見せましたが、結局リタイアといまいちの結果。ただ、MF1に対してモンテイロは押さえ込み、アルバースからもそこまで離されずに走れていたことを考えると、これから先アグリは予選だけでなく決勝でもMF1と勝負することが可能になってきそうです。そこら辺も込みで、ここからの数戦は目が離せません。