ゼノサーガ エピソードⅢ

7章までクリア。DISC1終了。残り2章がDISC2ということは、ムービーが多いとか?
話は7章に入ってから俄然盛り上がってきています。畳み掛けるように重要イベントの連続。ついにミルチア紛争の謎が解明。エピソードⅠから張ってあった伏線がようやく回収されました。グノーシスの大群を前にしたミズラヒ博士の投身自殺とか、幼いシオンの見た病院と母と父とレアリエンとかその辺り。本当に前2作で撒くだけ撒いた伏線を回収しにきているので、話の濃度は今までとは比較になりません。様々な人物が14年前本当はどのように行動を取っていたのかが明かされただけで結構満足。フェブロニアとバージルの話は演出も良かったし、かなりグッと来るものがありました。バージルがDME中毒になった理由はまだ分からないのですが、まだ登場シーンがあるのか。ミルチア紛争の概要が分かっても、まだその背後にある大きな謎は手付かずで残っているのだからこの先が楽しみです。
しかしこのゲーム、本当にシオンがウザイです。ジンやバージルが言うことを聞いて気がついたのですが、シオンの行動はその場その場の当たり的な正義感のみで構成されていて、長期的なビジョンもなければ信念も無いところが引っかかってるのかなぁと。これでは本当に周りの見えていない偽善者です。過酷な境遇を背負った上に、現在進行形で追い詰められているのは分かるのですが、その辺りを主人公に延々と見せつけられるとちょっとやっていて辛いものがあります。