白球の彼方 / あさのあつこ (野性時代12月号収録)

野球をやめた主人公と、野球を続ける友人のバス停での会話のワンシーン。
会話の雰囲気そのものは悪くないと思うのですが、如何せんこのシーンだけ見せられてもなぁという印象でした。主人公が野球をやめた理由も、友人が野球にこだわる理由も、この短編の中ではあまり描かれていないので、どうしたものかなという感じ。前後がしっかりある中でこのシーンがあれば、また印象が変わってくると思うのですけど。
満足度:C
追記:どうもバッテリーの番外編らしいです。納得。