あなたのサイトでは本の紹介や感想を書く時、どんなことに気をつけてますか?

まいじゃー推進委員会さんより。deltazuluさん海獺さんもやっていらっしゃったので。

サイトスタイルにも通じるものがあると思いますが、普段本系サイトを運営されてる方は紹介・感想を書く時にどんなことに気をつけているのか。
自分のサイトのスタイルを表明しておくのは、一見さんへの案内にもなりますし、原点に返るという意味もありますので、お時間がありましたらぜひ他の方の意見もお聞きしたいです。

・根拠なく褒めない/貶さない
良かったならどこが良かったのか、例えば雰囲気が良かったならそれはどんな雰囲気だったのか、出来そのものを良いと思ったのか自分の感性に合ったのか、そういった部分はきっちりと明示することを心がけています。ネガティブな感想を書く場合も同様。このキャラのこんなところが自分としては嫌いだとか、ラストは展開が端折り過ぎだとかなるべく具体的に。ここらへんの説明は詳しくしようとすると語彙的にも厳しくできていない部分も結構あるのですが、取っ払うと人に読ませる文章としての責任が果たせなくなると思っています。

・ネタバレはしない
とりあえず、これは話の核心だと思う部分は明かしません。その部分について語りたい場合は反転で、ネタばれ的なキーワード部分が残っちゃう時はそのキーワードへのリンクを切ります。これは未読者が読んだ時に、ネタを明かされてしまったら興ざめだし、作者さんに対しても失礼だと思うから。

・最初の数行で軽くまとめを
とりあえず、自分がこの作品に対して感じたこととかのまとめ的な数行を頭に付けとけば、読む人に対して感想全体が見えやすくなるかなぁと。

・あらすじは必要に応じて
公式のあらすじ引っ張ってくるのもめんどくさいので、あらすじ的なものは必要だと思ったら自分で書きます。こんな話だったというのを突っ込みすぎずに、でもある程度は伝わるように。

・分量よりも感じたことを余すところ無く
読んでいるときに、これはこうだなとか感じた所は、なるべく余すところ無く書いています。取捨選別が出来ればもっと良いのでしょうけど、そこまでの能力は無いので。その分長さがまちまちだったり、時に酷い長文ができていたりしますが、その辺りは勘弁してください。

・内容に入り込みすぎない
ネタばれの話とも関わりますが、ストーリーの細部などにはなるべく立ち入らずに、全体としてどうだったかということを第一に伝えようと思って書いています。これは、バランス的にそのくらいが書きやすいし読みやすいと思われるから。本格的に書評をしようとしたらそうも言ってられないでしょううど。

・未読者でも既読者でも読めるものを
これもまた舵取りが難しいのですが、未読者の興味を引くような内容と、既に読んだ人がこう感じる人もいるんだと思う内容が両立できたらいいなぁと思っています。思ってるだけでなかなか難しいのですけど。

・語りきれない部分は満足度で
感想書いてみたら引っかかるところばかりなのに凄く面白いとか、褒めるところばかりなのにイマイチ入り込めないとか、そういう微妙なニュアンスが表現できなかったのでつけました。レーティングは賛否あると思うのですが、個人的には好きなのもあります。評価ではなくて、あくまで満足度と言い張るのがチキンな私ではあるのですが。

そんな感じかなぁ。