機動戦士ガンダム00

アザディスタンで巻き起こるクーデター、計略を張り巡らす者たち、そして介入するソレスタルビーイング
石油という武器を失い衰退した中東の小国が、より大きな意志に翻弄される様が、世間知らずで無力な皇女の姿にオーバーラップしている描き方は良い感じ。そして、辛辣な言葉を並べつつも皇女を叱咤するシーリンがカッコよすぎました。なんかもうこの皇女が主人公で良いんじゃない? とか思いましたが、そうするとガンダムではなくなってしまう……。
当然関わってくる刹那の方は、ガンダムになれないとお悩みの模様。しかし、ここでガンダムと刹那が称している存在になることが、刹那にとって良いことであるのかがちょっと微妙な気がするのが心配な感じ。
そんなシリアスな雰囲気の中、ルイズ&沙慈の話がアホな展開を見せていて面白かったです。恋の障害として現れたはずのお母様は、実は意外と面白い人でした。