涼宮ハルヒちゃんの憂鬱 1巻 /谷川流・ぷよ

絵が上手い訳でも、ネタが面白い訳でもないのに、じわじわとくるこの中毒性が不思議。
ハルヒ公式ギャグマンガは、SOS団の面々がなんだかダメっぽい日常を送る4コマ。ハルヒ的な日常と思わせて突然予想外の方向に突き抜けるシュールギャグが段々とツボに入ってきます。読み始めて最初はいまいちかなと思っていたのですが、「解き放たれた希望のポーズ」の辺りで思わず吹いてしまいました。そして「紅のスーパーボール射月」に完敗。
そんな感じのシュールギャグの上に、キャラクターも若干壊れ気味。ハルヒはなんだかただのダメな子になっていますし、朝倉さんは小さくなって、長門に至ってはいつの間にかエロゲーマーに……。でも、そこまでやりながら、ハルヒハルヒだし、長門長門だと思える辺りのバランス感覚は凄いのかもしれません。
そんな何だかいまいち得体の知れないマンガでした。