ToLOVEる ―とらぶる― 12巻 / 長谷見沙貴・矢吹健太朗

To LOVEる -とらぶる- (12) (ジャンプコミックス)

To LOVEる -とらぶる- (12) (ジャンプコミックス)

表紙にいきなりリコを持ってくる辺り色々強気だな!
とらぶるクエストでラブコメ的な変化を見せておいて、いよいよリト-ララ-春菜の関係に踏み込んでいくのかと思ったら、記念すべき100話でTSリトを投入とか色々な意味でとらぶるっぽい感じ。しかしまたお約束のようにTSリトのリコが可愛いので、なんか細かいことはどうでもいいかなという気分になってくるから困ります。
基本的にキャラの組み合わせで話を作っていく感じの中で、リコは沙姫との百合フラグ発生。そしてそれだけに飽き足らずついには猿山×女体化リトというジャンプ的に大丈夫なのか怪しい領域へ。この辺りの性別の壁とかをさらっと越えそうな人間関係は個人的に好きなのでもっとやってもらいたいところ。
そんなことをやってみせたり、相変わらずエロ方面がギリギリの線だったりする割に、ストーリーやキャラクターには嫌味を感じさせない辺りはバランス感覚が上手いなぁと思いました。
しかし矢吹健太朗の作者コメントがあんまりに残念過ぎる……。重要な線って何……。