ライトノベル・フェスティバルに参加しました

去年に続いて2回目の参加だったLNF。
今回は企画を見る他に、自分が参加した「らのさい!」の頒布もあるので色々不安だったり楽しみだったりしながらの参加だったのですが、結論から言うと素晴らしく楽しいイベントでした。
詳しいレポートはでるたさんのところにあるのでそちらを参照していただくとして、個人的に印象的だったこととかを。
アサウラさんのインタビューは、あとがきに出てくる編集者さんとのやり取りが、かなり現実に忠実なものだということが判明して思わず爆笑。
そしてセガへの愛とか、装甲車への愛とか、「黄色い花の紅」のキャラクターが銃擬人化だったという衝撃の事実とかがありつつ、「時代に流されずに自分は自分の好きなものを書くんだ」という強い意思を示していらっしゃったのが印象的でした。著作の印象と合わせて、素直に、この人は揺らがない強い人なんだろうなと思ったり。
竹岡葉月さんのインタビューは、へたれ少年萌えを全力でアピールしていたことの印象が強すぎて、色々と他の記憶が飛んでいたり。自立した強い女の子とヘタレ少年のカップリングで、でも大事なところではきっちり決める男の子が好きというのは、なんとなく共感できる部分があるなぁとか思って聞いていたり。
あとはインタビュアーの三村さんが言っていた、コバルトのかつてのパーティーの様子が凄かったです。みんなドレス&部外者禁制とか、そんな空間が実在していたとは。さすが乙女の園コバルト文庫……。
内山靖二郎さん×三浦勇雄さんの対談は、「みみっく!」の頒布もあってきていらした作家の皆様(ごくごく普通に同じ空間にいるからこのイベントは凄いと思う!)の暴走気味なノリがあったりで、色々と楽しい対談になっていました。質疑応答中に後ろで画用紙に「ボケて」と書いて掲げていたりと、「仲良さそう! 楽しそう!」という感じに作家さんたちの素顔が垣間見えて面白かったです。
そして現役作家17名参加という驚きの同人誌「みみっく!」誕生秘話を聞いて、勢いと、それにノってくれる仲間の存在って大切だなぁと感じたり。商業じゃないからこそ書けた話もたくさんあるみたいなので、近いうちに読みたいところです。


そして「らのさい!」は何故か開場時から飛ぶように売れて、「60部とか絶対余るよ。だって身内しか買わないじゃん」という関係者各位の予想を振り切って12時過ぎには完売しておりました。ラ管連関係者だけで相当数が捌けているはずですが、それでも250人くらい? の規模のイベントでこの部数が捌けて、しかも買えなかった人が出るというのはびっくり。
そして身内じゃない人たちが4〜5人ながら列をなしていた時の、私の空いた口が塞がらない驚きは多分言葉じゃ表せません。何処なの? 何処にニーズがあったの?
そして今更ながら、自分の書いた拙い小説が全く見ず知らずの人たちの目に触れるという事態にがくぶるしています。怖っ!


他にも、休憩時間はかなり自由に作家さんと交流できたり、サインがいただけたりと盛りだくさん。凄く満足感が高いイベントだったと思います。
運営の方々、ゲストの方々、そして参加された方々お疲れ様でした!



レポ的には蛇足ですが、そしてその後はいつものようにラ管連近辺の飲み会があって(なんか20人オーバーだった!)、いつものように異様なハイテンションで時が過ぎ去っていきました。最近ますます回転数が上がっている感じで、この集まりはいったいどこまで行けるんだろうと、ちょっとドキドキしてみたり。