10-3-10

という訳でみぞれ交じりの雨の中、ミクの日感謝祭に行ってきました。
ミクの日大感謝祭 | 初音ミク -Project DIVA- 公式サイト
会場はお台場のZepp Tokyoセガのバックアップで透過スクリーンの映像を使ってステージ上でミクが歌ったり踊ったりするのはミクフェスと同じで、今回はルカやリン、レンも登場。
本当にそこにいるかのような映像になっていて、最初はすごいと思っていたものが、ライブが進むにつれてどんどんそこにいるのが当たり前のように感じられていく不思議。限りなく3に近い2次元というか、何らかの未来が確かにこの空間にはありました。ころころ変わる衣装も良かったですし、特にデュエット曲で2人の振り付けがぴったり合うのが当然ではあるのですがすごく良かったです。
そんな技術面も面白かったのですが、それよりなによりVocaloidという文化がここまで来たんだということの方が感慨深いものがあるライブでした。誰でもボーカル曲を作れて、それをインターネットで投稿できて、それを見えコメントする人たちがいて、ネット伝いに人気が出て、歌う人や演奏する人が出たり、さらにはCDデビューまで駆け抜ける人がいたりして。今ではこんなにたくさんの人たちがボカロを使って音楽を作っていて、それをこれだけ多くの人が楽しんでいるということを実感。
私が最初にVocaloidに触れたのはミクが発売された直後で、その時に感じた「すごい!」という気持ちが、こうやって色々な人たちの「すごい!」の一部になって、こんなに大きなイベントにまで繋がる流れになっていること。ほんの数年の出来事であるそれが、何か特別な奇跡だったんじゃないかなと思えるライブだったと思います。
曲的には、ショートバージョンやメドレーが多めでとにかくたくさんの曲をやったのが印象的。何人かのボカロPのゲスト出演もありつつ、有名Pの曲は網羅するような勢いのVocaloid傑作選な選曲になっていて、非常に良かったと思います。個人的に聴けてよかったのは、dorikoの「ロミオとシンデレラ」と骨盤Pの「StargazeR」。他にも色々好きな曲もありましたし、知らない曲でもよいと思うものがあったので満足。
ライブとは言ってもミクたちの声は当然リアルタイムな訳ではないのですが、生演奏の迫力と観客の熱気はライブの醍醐味そのもので、やっぱり音源を聴くのとは別物。今回演奏した曲ならばモーション自体はもうあるわけで、是非月に1回とか定例のライブイベントをやってくれないかなと思いました。これは、年に1回じゃもったいと思います!