とある魔術の禁書目録 9 / 鎌池和馬・近木野中哉

法の書編突入ということで、ローマ正教やらイギリス清教やら魔術サイドに色々動きがあって面白かったです。原作小説は読んでいないのですが、可愛いキャラは可愛く格好いいキャラは格好よく、ストーリーも設定も実在のものをベースにしながらワクワクさせるような嘘のつき方が上手くて、なるほどこれはベストセラー作品と思うことしきりでした。天草式十字凄教の設定なんて男の子はもう確実に好きだろ、みたいなものがあります。個人的にはどこかズレた人のようで、きっとそれだけじゃないのだろう最大教主が好きです。この人が真剣になるような見せ場はこの先あるのか楽しみ。そして上条さんはラッキーハプニングが多すぎて、実は不幸体質とバランスがとれているのではないかと思ったりとか。