プラナス・ガール 5 / 松本トモキ

相変わらずテンポの良い学園ラブコメをしていて大変楽しいのですが、共学校なのに男×男(女装っ子)カップルと女×女カップル(もう一人の女の子と三角関係要素あり)がひたすらイチャイチャしているというのはちょっと新世紀過ぎて何が起きてるんだろうこれと思っていたら先生もかー、そうだったかー、みたいな感じです。いや最初からそういうマンガなのですが、イチャイチャ度が跳ね上がっているので余計にそう思うような何か。
という訳で文化祭クライマックスの時計塔が素晴らしいシチュエーション過ぎてもうどうしようかと。槙は普通に藍川を落とすつもりとしか思えないのはなんなのかと。そしてウェディングドレス藍川が普通に素晴らしく可愛いのはどうするのかと。藍川の場合、性別男の性自認も男の女装趣味なのだけど恋愛対象は結局どっちなんだろうとか悩みつつ、悩んでいる時点で作者の掌の上だし、この作品の場合爽やかに健康的に倒錯してるので、とりあえずもうお前ら結婚してしまえと思う一冊でした。