さあここから壮大な
少年マンガのファンタジーが始まるんだという、期待感と志の高さを感じさせてくれるような一巻でした。砂漠の国で不思議な力を使う少年アラジンと荷引きの運転手をしていた少年アリババは出会ってという話。
奴隷制度が残るような国で割とシビアな現実を見せながらも、シンプルに理不尽を否定して目の前の子どもを助けようとする正しさが、この作品の中でどこに向かっていくんだろうなと思いました。あと、プロローグに当たるライラの話が凄く良かったです。ここで描かれている、友だちというものの素晴らしさと、人はやり直せるんだということが、この作品のとって大事なものになっていくののかなと。