13-8-15

艦これが酷い時間泥棒です。


今話題の怪獣映画ということで、パシフィック・リムを見て来ました。
大怪獣vs巨大ロボの太平洋決戦という、もうなんというか監督の怪獣・ロボ好きがひたすらに炸裂している映画なんですが、そこにハリウッドの技術と予算がついちゃったものだからさあ大変みたいな。ここまでくると清々しいものがありますし、当然発生する色々な突っ込みどころを全て振り切った素敵バカ映画でした。ここまで露骨にオマージュしてもらえると、特撮で育った日本人として楽しいです。
とりあえず、怪獣が英語でも「KAIJU」で海の底から現れてまずその辺を走っていた船を襲った時点で変な笑いが漏れるという。ひたすら大迫力なバトルも、無駄に咆哮する怪獣とか、スピーディーなのにどこかもっさり感のある動きとか、必殺技は最後まで使わないで使う時は技名叫ぶとか、お約束感満載。あと、人類が怪獣から都市を守るために壁作ったり、巨大ロボの名前がイェーガーだったりと進撃の巨人オマージュがタイムリー。それから怪獣が巨大ロボを抱えたまま空をとぶシーンでそうだよそれだよと何故か無駄にテンションが上がる私がいました。
ハリウッドな感性と、メキシコ人監督と、日本の特撮が組み合わさって何か幸せなことになたみたいなお祭り映画として面白かったです。いや、なんというか、作った奴も企画通した奴もアホだなって!
あと、このキャストなら仕方ないと日本語吹き替えで見たのですが、開幕杉田モノローグでどうしても吹いてしまう……。