THE IDOLM@STER M@STERS OF IDOL WORLD!! 2014 2日目

アイマスは好きだけどそこまでではなくて、デレマスは最近触ってないけど好き、そしてミリマスはさっぱりわからないという状態もあって、とりあずCD先行当たったし行ってみるかくらいの感じでいたのですが、いやこれが素晴らしいライブでした。
まず驚きはまさかの5時間ライブということ。今回は本体だけでなく、ミリマス、デレマスを含めた『IDOLM@STER』という冠のライブであると頭では分かっていたのですが、とはいえメインは765プロメンバーだろうという思いもあったのです。でも、違いました。『IDOLM@STER』はユニットではなくて、プロジェクトなんだなあと改めて感じる圧倒的な参加人数と曲数、そしてこのシリーズが積み重ねてきたものの大きさを感じさせる5時間弱。765プロメンバーが引っ張って、デレマス、ミリマスの若手が懸命にパフォーマンスする、ああなんか私映画館で見てきたぞこれみたいな景色が目の前に。
正直私はデレマスPで宗旨の違うミリマスは本当にさっぱりだったし、本体を追いかけてた人は尚更ソシャゲでうじゃうじゃと出てきたキャラクターは分からなかったりしていたと思うのです。そしてそれは多分公式がひとつのアイドルマスターをどんなに主張したって崩せない壁。けれど、『繋ぐ』ことをテーマに抱えたこのライブで、中村繪里子天海春香)、大橋彩香島村卯月)、山崎はるか(春日未来)が三人並んで『the world is all one!!』を歌っているというそのステージの説得力ったら。確かに世界はひとつだった。そして落とし物のようになっていたディアリースターズからシークレットゲストで戸松遥日高愛)が登場して、挨拶で4人の主人公が並んだ時には、アイマスシリーズにそこまで想い入れがない私でも謎の感動に包まれていました。これは何か歴史的瞬間を目撃してるんじゃないかと。そしてライブ以降めっちゃLTP聴いてますよええ。
そして今回のライブ、私はアリーナC5で仕方ないかなあと思っていたのですが、ついてみればセンターステージ横前から4列目でもうね! 近くてね! 始まったと思ったら目の前にたかはし智秋が来てお美しやと思っておりました。
そしてその距離で見ると、今更なことなのですが、ああステージの上ってキラキラしてるんだなあと思います。そしてそのステージの上で、沢山の中の人とアイドルが手に手をとって全力のパフォーマンスをしている。眩い光の海のなかで、それぞれの人に、それぞれのキャラに、それぞれの曲に物語があるというのが凄く良く見えるようで、素敵だなあと思うのでした。
曲的には気持ちの乗り切った『オリジナル声になって』が良かったですし、デレマス好きとしては『Orange Sapphire』『あんずのうた』『おねだりShall we』『メルヘンデビュー』の濃すぎる流れ
が最高でした。ウサミンコールがSSAに響き渡ったよやったねウサミン! とマジで思った。あとメドレーのラスト、小鳥さんの『空』から『Thank You!』の流れでちょっと涙腺が。小鳥さんと社長たちの話がアニメでちょっと示唆されたせいで、夢に追いつけなかった人のあの歌から、自ら舞台を作っていく後輩たちの歌に繋がれるとちょっと。そして『お願い!シンデレラ』とか流れ的にヤバいです。そして何年も前から知っているローランとしてはともよ姫のポテンシャル見てろよって感じだった『Romantic Now』は仕上がりが段違いでさすがでした。あの子の役者力はやっぱり凄い。後はラスト『約束』で今井麻美が歌っている中、後ろに他の765メンバーが並んだ瞬間に、アニメシーンがフラッシュバックしてちょっと視界が。そしてそこからの『M@STERPIECE』でミリオン、シンデレラ、ディアリースターズダンサーとして出てきた辺りで映画がフラッシュバックしてはい。
そんな感じに『IDOLM@STER』というコンテンツのこれまでと、現在と、そしてこれからを見せてくれるようなライブでした。少しずつ変わっていくものと今この瞬間の輝き、アイマスの底力を感じるイベントだったなあと思います。