ひだまりスケッチ 8 / 蒼樹うめ

3年生だったヒロと紗英が当たり前に大学に進学して、当たり前にひだまり荘からは出て行って、そういうごく普通にどこでも起こりうる出来事が、当たり前に特別なものとして描かれている感じが凄く良かったなあと思います。卒業式、そして引っ越し、空っぽになった部屋。感傷的だけど優しくて、けれどくどくはならない空気の描き方がひだまりスケッチという作品の視点なのだろうなと。
そして春は別れの季節であり、出会いの季節でもあるということで、また今までになかったタイプの新入生の登場。一番上のお姉さんとして頑張るゆのと宮子の姿にもほっこりするのでした。
しかし相変わらずこのマンガ、実に自然にというか前提のように百合ん百合んしててちょっとびっくりしますね!