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虚構推理 1 / 城平京・片瀬茶柴

感想 ☆☆☆☆ マンガ

虚構推理(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

虚構推理(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

原作の発売から4年のタイミングで急にコミカライズなんてされちゃって、しかもばんばんCM打たれちゃったりしたら、期待しちゃいますよ? アニメ化とか!? 続編とか!!??
ということでコミカライズに文庫落ちにと動きの目立つ虚構推理。タイガでの新作も1月に出るようで城平京ファン的には楽しみで仕方ないところなのですが、このコミカライズもなかなか良い感じでありがたいことです。「推理」といいつつここまでの話だと幼少期に怪異たちの知恵の神となった少女とある怪異に関わりのある青年が出会って鋼人七瀬という怪異にまつわる謎に挑む伝奇ものっぽさが前面にきていて、絵的にも映えるあたりがマンガ向きだったのかなあとか。とはいえ、この先本格ミステリ大賞作品らしい展開を……迎えるかというとなんとも言えないところではあるのですが、少なくとも面白いのでコミックから入った人は是非この先も手にとっていただきたく。
そしてノベルスで読んだ時から琴子さんすごい好きなんですが、コミカライズで読んでもやっぱこの子いい性格していて好きだなあと。飄々として腹黒くってそのくせ一途で押しが強い、ただ見た目はちっちゃくて中学生で、義眼義足の怪異たちの知恵の神という、この属性盛りすぎ感のあるキャラクターがまた変なバランスで大変魅力的なのです。ただ、ノベルスで読んだ時は凄く可愛いと思っていたのですが、この子およそ可愛いと呼べるような行動は一切してないというか、見た目を除けば全く可愛げはないですね! こんなのに迫られたら普通は逃げるよなあと、絵になって分かる気付きがあったりするのもコミカライズの楽しみ方であるのかなと。