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ガールズ&パンツァー 劇場版

ガルパンのTVシリーズは面白かったけれどそこまで好きという訳でもなく観に行くつもりも無かったのですが、TwitterのTLで観に行った人が揃って「最高だった」しかつぶやかなくなる現象を目の当たりにして劇場へ足を運びました。理解しました。こんなの最高だった以外何を言えばいいのか。傑作か。
ガルパンは美少女+戦車+スポ根という足し算を「華道・茶道・戦車道」という大嘘でブン回していく豪快なお話だと思うのですが、劇場版でもそれは何も変わらず。実弾なのになんで怪我しないの? → カーボン的なもので守られてます! 、街めっちゃ壊してるんだけど? → 補償的なものがあるので大丈夫です! なテンションで、物語的にも終わったはずの廃校の危機で押し切るわ突っ込みどころは満載だわで豪快にもほどがあるという感じなのですが、そんな些細なことどうでもよくなる映像と音とこだわりと少年漫画的な熱い展開がギュッと詰まっている2時間。ニッチでマニアックなはずだったところを制作陣のこだわりと支え続けたファンの熱で研ぎ澄ませに研ぎ澄ませた結果、これがガルパンだ! と全身で叫んでいるようなものすごいものが出来上がった感じ。わりかし長い映画なのに本当に一瞬でした。
冒頭のエキシビジョン戦から様々な視点でガンガン動く戦車に走行音に砲撃音、戦車隊同士のめまぐるしく戦況の変わる戦いに持っていかれて30分でもとをとった気分。その後のストーリーの大洗メンバーの置かれた状況の下げ方、そしてようやく掴んだ小さな希望も突きつけられる圧倒的逆境から、かつてのライバルが次々に駆けつける展開とか、ベタもベタなんですけどもう涙涙ですよ。そしてそこからの高校選抜vs大学選抜な戦車戦、他校のキャラ・戦車たちもガンガン見せ場があってまあ濃密なこと。個人的にカチューシャさん好きなのでプラウダのここは俺に任せて先へ行けみたいなベタな展開に号泣。絶対死なないとわかっていてももうあの時点まで観ていればそんなことは問題ではないというかなんというか。
そんな感じに燃えて怒って笑って泣いたあっという間の2時間。最高のエンターテイメント作品だったと思います。ちなみに私はキャラも戦車も全然覚えておらず、冒頭の3分振り返りでそういえばそんな話だったと思いだしたような状態でも超面白かったので、アニメ見てないしなあという人もとりあえず観に行くと良いと思います。ただ戦車が判別できないためにどこで誰が何をしているのかという戦況は見失いまくったので、そのへん叩き込んでからもう一度見たい……。