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SYMPHOGEAR LIVE 2016 2/27@武道館

感想 ライブ/イベント

戦姫絶唱シンフォギアというアニメは、放送時私は1期も2期も早々に脱落していて、3期も1話は大好きだったけれどその後は……という感じでした。エレガの曲は好きだから聞いていたけれど、みたいな。
でも、このライブは本当に行って良かった。そして、こういったライブまで(おそらく)見越したコンテンツは、アニメだけで何かを判断しちゃいけないんだなと痛感しました。だって、もともと歌いながら闘うというコンセプトの作品で、キャラクターの想いがこれでもかと込められた歌を、そのキャラを演じていた声優がライブで実際に歌うわけですよ。そしてそれを実現出来るだけの歌えるキャストを揃えている。あの難しいElements Gardenの楽曲を。物語を背負ったキャラクターソングとはこういうものなんだという凄みを見せつけられると同時に、作品をもっと前から追いかけていればこれはさらにすごいものと感じられただろうという一抹の悔しさが残る、素晴らしいライブだったと思います。
バラエティ的なコーナーやトークパートの挟まる感じかと思っていたら、短めのMCを挟むだけで3時間ぎっしりの熱いライブ。念願だった「不死鳥のフランメ」が聞けたし、高垣彩陽のキャラソン職人っぷりは流石だったし、それぞれのソロ2曲で1曲になる「Just Loving X-Edge」のきりしらは素晴らしかった。「歪鏡・シェンショウジン」が聞けたのも嬉しかったし、水樹奈々は相変わらず貫禄の歌唱を見せつけていて、その後の会場を「殲琴・ダウルダブラ」で完全に自分の世界へ持って行った初登場の水瀬いのりはちょっと末恐ろしいものがありました。そしてあの「RADIANT FORCE」からのアンコールは「「ありがとう」を唄いながら」「FIRST LOVE SONG」「虹色のフリューゲル」と畳み掛ける熱量。
ただ、それをおいてもこの日の一番は悠木碧の立花響だったと思います。このやたらめったら歌の上手いキャストたちの中で、正直そこで勝負はできない彼女ですが、そんなものは関係なかった。時に叫び叩きつけるような声に込められた想いの強さとあの表情。「リトルミラクル −Grip it tight−」が始まって歌い出した瞬間にこれはやばいと感じて、最初のサビで泣きそうになるくらい、立花響としてこの物語の中で背負った全部で殴りつけてくるようなパフォーマンス。シンフォギアの主役としてあそこに立って、この作品を体現できるのは彼女しかいないのだと見せつけられたような気持ちになりました。
そんな感じで、作品の中で楽曲が大きな位置を占めるコンテンツの理想的で素晴らしいライブだったと思います。そしてまた、そんなことは全部おいておいても、パフォーマンスを掛け値なく楽しめたライブでもありました。
4期と5期はしっかり見て、しっかり曲を聞いて、次のライブにも来なくちゃ……!