2016年の5+5作(小説・マンガ)

2016年も多少は増えたものの読了数は低い水準を維持しましたが原因はライブイベントとソシャゲですね。今年こそは神の積読をどうにか崩しきれないかと画策をしつつ、そんな読了本の中から面白かった小説・マンガ合わせて10冊を。

りゅうおうのおしごと! / 白鳥士郎

りゅうおうのおしごと!3 (GA文庫)

りゅうおうのおしごと!3 (GA文庫)

とにかく3巻が飛び抜けて熱く、面白かったです。才能の壁、年齢の壁。勝負の世界の中での持たざる者の闘い。ロリ推し描写が多いので若干のオススメしづらさも感じつつ、でもこれはもっと読まれて欲しい作品です。
りゅうおうのおしごと! 3 / 白鳥士郎 - FULL MOON PRAYER
りゅうおうのおしごと! 4 / 白鳥士郎 - FULL MOON PRAYER


雨の日も神様と相撲を / 城平京

カエルの神様と相撲をする青春伝奇という謎な小説ではあるのですが、いやまさかこんな構造をしてこれほど綺麗に収まるなんて。化かし化かされの青春譚。ちょっとこれは凄い。
雨の日も神様と相撲を / 城平京 - FULL MOON PRAYER


GOSICK GREEN / 桜庭一樹

GOSICK GREEN

GOSICK GREEN

新大陸編は、旧世界の大きな嵐を手に手を生き抜いた2人が幸せになるための物語なのだと。灰色狼が人間になるための物語なのだと。手紙のエピソードで泣きました。
GOSICK GREEN / 桜庭一樹 - FULL MOON PRAYER


魔法少女育成計画 / 遠藤浅蜊

積んでいた分も合わせて最新刊まで読んだのですが、JOKERS、ACES、QUEENSの三部作が素晴らしかったです。QUEENSのあるキャラクターの最期と関係性は本当に最低で美しくすらありました。
魔法少女育成計画 JOKERS、ACES、episodesΦ、16人の日常 / 遠藤浅蜊 - FULL MOON PRAYER
魔法少女育成計画 QUEENS / 遠藤浅蜊 - FULL MOON PRAYER


安達としまむら / 入間人間

語られるしまむらの心境と変化。祖母家への里帰りを舞台に語られるその手触りに入間人間の真骨頂を見た思いがあります。
安達としまむら 6 / 入間人間 - FULL MOON PRAYER


少年メイド / 乙橘

少年メイド 1 (B's-LOG COMICS)

少年メイド 1 (B's-LOG COMICS)

アニメからハマって原作に手を出したパターン。最近歳なので優しい作品を読むと涙腺にくるのですが、これは本当にヤバいです。これが尊みの何たるかだというのか。
少年メイド1〜9 / 乙橘 - FULL MOON PRAYER


ディメンションW / 岩原裕二

これもアニメから。ケレン味の利いた一大アクションエンターテインメント作品といった感じで素直に面白いです。新章が始まりましたが、どうにかエリーには幸せになって欲しい……。

Dimention W 1〜10 / 岩原裕二 - FULL MOON PRAYER
Dimension W 11 / 岩原裕二 - FULL MOON PRAYER


アイドルマスター ミリオンライブ! / 門司雪

未来、静香、翼の信号機3人の物語として素晴らしかったです。他のミリオンのキャラクターも出番は少しの子まで血が通っていて、作品への愛を感じられるのがコミカライズとしてはやっぱり大事だよなあと。
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 3 / バンダイナムコエンターテインメント・門司雪 - FULL MOON PRAYER
THE IDOLM@STER MILLION LIVE! 4 / バンダイナムコエンターテインメント・門司雪 - FULL MOON PRAYER


スピリットサークル / 水上悟志

7つの生を廻る物語であり、風太と鉱子の物語でもある。最終巻を迎え、全てがあるべきところに収まっていくような、心地良さのある物語でした。素晴らしかったです。
スピリットサークル 6 / 水上悟志 - FULL MOON PRAYER


虚構推理 / 城平京・片瀬茶柴

こんなの一体コミカライズでどうするんだと思っていた原作終盤に入っても素晴らしい漫画になっていて感嘆するばかりです。アニメ、アニメで見たい。なにとぞ。