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ラブライブ! サンシャイン!! Aqours First LoveLive! ~Step! ZERO to ONE~2/25 @ 横浜アリーナ

感想 ライブ/イベント

 

アニメでも大きなテーマだった「0から1」。それは、憧れと勢いで走りだした彼女たちが、「0」としか評価されなかった現実にぶつかって、改めて踏み出すはじまりの1歩の物語で、そこには常に憧れの先輩として描かれるμ'sの影がずっと色濃くおりていたように思います。 特にリーダーである高海千歌にとっては、μ'sのようになりたい、μ'sのようになれないというのが大きなテーマとしてあったように思えて、それでアニメを見ていた時にこんなことを書いたり。

keikomori.hatenablog.com

私は、これを書いた時に見たかったのも、このライブを前にして見たかったのも

個人的には、願わくばこれは偉大すぎる開拓者だった先人に憧れた凡人が、その背中を、歩んだ道を追いかける中で、それとは違う何者になれるのかの物語であって欲しいと思います。
そしてそれはまた、声優ユニットとしてのAqoursが、声優ユニットとして規格外の成功を収めたμ'sと比較される中で何者になっていけるかという現実にリンクしていく物語であればと。

に尽きるのですが、その意味で満点回答の1stライブを見ることができたと思います。

ラブライブというコンテンツが積み重ねてきたものを引き継ぎ進化させながら、Aqoursがμ'sの幻影を振り切って、Aqoursとして巣立っていった1stライブ。μ'sを追いかけた人間としては、それを見送って安心する老人のような気分になりました。

 

ライブとしてはとにかくそれが見れただけで満足ではあったのですが、特に印象的だったのは終盤のアニメ挿入歌のところ。ここで、完全にアニメとリンクする構成になっていたのが凄かったです。アニメダイジェスト映像からの「未熟DREAMER」、そして梨子役の逢田梨香子が実際にピアノを弾く中で8人が歌い踊るという演出を決めてきた「想いよひとつになれ」、1曲挟んで更にダイジェスト映像から、アニメ通りの演劇的な演出を入れての「MIRAI TICKET」。

Aqoursは最初からAqoursとして歌って踊ること前提みたいなイメージがあって、ある意味普通のアイドルグループ的な見方も自分の中であったのですが、そういうことじゃないんだなと。とにかく、キャスト選出からアニメから、全てがこのキャスト=キャラクターとして表現するAqours1stライブに向かって逆算されていたものなのだろうなと思いました。積み上げてきた結果がこのライブではなくて、全てがここに結実させるために積み上げられて、そのために皆努力してきたんだろうなと。

そういう意味では、アニメでは唐突で見ていて? となった、あのライブ前に自分たちの歩みを振り返る演劇的なパート。あれがもうアニメを作った時からこの絵が見えていたんじゃないのかというくらい完璧にハマっていて美しかったです。アニメから線を引いて、このパフォーマンスを持って完成したんだなと思います。

あとはとても楽しみにしてたGuilty Kissが二曲とも最高だったりとか、ダイヤ役の小宮有紗がビジュアル的に飛び抜けていてびっくりしたりとか、一人だけダンスのダイナミックさが違った曜役の斉藤朱夏だったりとか。全般的にダンスは1stと思えないレベルで流石でした。

それと、衣装替えの時間に流れるミニドラマパートと言い、キャラとしてのMCといい、ぶっ飛んでいたというか、もはやとんちきだったのがラブライブらしさなのかなと。隙あらば自分のキャラの決めフレーズ的なものを入れ込んでくる貪欲さ、嫌いじゃないです。