THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 6thLIVE MERRY-GO-ROUNDOME!!! 11/10・11 @ メットライフドーム

 

Starry-Go-Round (M@STER VERSION)

Starry-Go-Round (M@STER VERSION)

 

 5thツアーで感じたのが「シンデレラガールズ完成したんだな」という感想で、その一番ベーシックな、いわばVer1.0の状態を貫いたツアーの先に、じゃあドームという大舞台にどんなライブが来るのだろうかと思っていたのです。そこに、5thツアーで培ったベースの上に、遊園地での1日と四季ごとの4公演という明確なテーマを飾って、これまでで最高を更新してきたので、いやもう、最高でしたね……。最高のシンデレラガールズだったし、私の好きなシンデレラガールズでした。もう、なんか他に言葉いるのかなってくらい。まさに魔法にかけられる、楽しくて幸せな時間でした。

 

楽曲のバラエティ感は流石シンデレラガールズという感じで、歌で勝負する曲、ダンスが注目の曲等色々あるんですが、最終的に全てはキャラクター表現に帰結するんだなと思います。音楽ライブではなく、キャラクターになりきるミュージカルでもない、中の人のキャラクター表現の場という特殊なステージ。キャストと観客(プロデューサー)が、あの場でみんな同じキャラクターという概念を見ているような、神降ろしみたいなライブ。見た目を寄せるのも、衣装を個別にすることも、その表現の一貫という感じで、その個々のキャラクター表現がもたらすバラエティ感が作り出すシンデレラガールズという固まりの色がやっぱり好きだなと思いました。

 

今回のライブ、ドームということでステージセットも大きいのですが、本当にどうしてもシンデレラ城が建築したいんだなっていう感じがしました。それから、私は初日、開演に間に合わなかったので始まる前の状態でまじまじと見れていなかったので、まさかステージ両側からあれが発進するとは思わないじゃないですか。トロッコと言うにはあまりに立派なゴンドラが、上下しながらアリーナ外周を回る様はまさに大きなメリーゴーランドという感じで、ちょっとお祭りの山車みたいだなとか、やっぱり夢の国パレードがやりたいんだなとか。

それから、今回はライティングがすごかったです。LEDを使わない分、様々なライトで照らされるお城と、レーザーにマッピングに天井まで使う光の演出が凝りに凝っていて見どころでした。これは現地じゃないと全景が見れないので、現地に行けてよかったなと思う部分。

あと、今回は2日ともバックネット裏だったのですが、バックステージ、センターステージ、そしてメインステージを真っ直ぐに貫く花道が一直線に見えるのがなかなか壮観でした。2日目はボックス席の3列目で、目の前何も遮るものなく豪華な席で目の前で止まるトロッコ上の出演者と完全に目が合う高さになるんで死にました。曲の感想は後で書きますが、何回か完全に死んだ。

 

あと、MCが朗読劇になっていたのは驚いたけどキャラ表現の形をそうしてくるのはありだなと。最後の個人挨拶も属性ごとのキャラクターとしての挨拶になっていて、アイドルたちと遊園地で過ごす一日というコンセプトに合わせて、中の人とキャラクターの天秤を調整してきたという感じでした。あと、MCを台本ありにしたことで時間がコントロールされて、これだけの満足感と充実感のあるライブが、3時間半のパッケージに収まっているというのは素晴らしいなと思います。

ただ、キャストのライブを受けての言葉はちゃんとどこかで聞かせてほしいし、今回初の試みになるメモリアルブックがその機会のためにあるものだと信じています。あとはライブ後は全員呼ぶまでデレラジ毎日やっても良いんじゃないかな!!

 

以下、曲ごとの感想です。長いよ。

 

1日目

「One Life」
最初は緊張しているのかなと思ったのですが、徐々に伸びやかになる声がドームによく似合ってよかったなあと。涼さんは爽やかカッコいいのが、ちっすに合っているんだなと思います。

「Starry-Go-Round」
ステージ両袖が発進してうわあああああこっちくるううううこっちきたあああって。この曲がこんなに前半に来るとも思っていなかったですし、この前がニュージェネの「STORY」だったのもそうですが、今回のセトリ、全くの予想外な並びと選曲が多くて曲が来る度にやばかったです。

「凸凹スピードスター」
ロッコ上で音声トラブルがあったっぽかったんですが、それを二人でカバーするのが最高にしゅがみんでしたね……。曲の後半はもう前のめりな勢いだけで押し切るのも最高にしゅがみんだった。本当にしゅがみんだった。あと、打ち上げで話したのですが、初日はしゅがみんだけど、二日目はメルヘンデビューを経たシンデレラガールのウサミンがあそこにいて、しゅがはの目指すパイセンの背中は遠いなってなりました。エモい。

「Jet to the Future」
やすきよさんの夏樹は前々から格好いいんですけど、瑠璃子お前本当にかっこよくなったな……って。

「Virgin Love」
SS3Aの時も思ったんですけど、この曲なんかめっちゃ泣けるんですよ。ノーティギャルズ、そんなに思いれあったかなって思うんですけど、泣ける。WWGの関係なんだろうけど、なんかステージに立ってこの曲を歌うことに毎度凄い感慨があります。良かったな、お前ら輝いてるぜっていうか。

「PROUST EFFECT」
ことみんはズルい。一ノ瀬志希はそういうやつだよなって感じの一曲。

「Private Sign
あーなるほど周子ってそういう子なのか……それはヤバいな? みたいな。

「桜の風」
あ、春だ、今日は春なんだってここで気が付きました。曲もすごい好き。

「クレイジークレイジー
レイジーレイジーちょっとズルいでしょ。こんなの人が堕ちるでしょって思ってみてました。ラスサビで極彩色のライトと、天井に幾何学模様が乱舞して、ああこれはやっぱりトリップする歌なんだなって。演出がすごかった。

「Dreaming of you」
川島瑞樹さん28歳さすがの色気でした。なお坊はめっちゃ歌うまいな……。

「Dear My Dreamers」
イントロから最後まで、最高のパフォーマンスでした。これでもかっていうくらい気持ち入ってた。セリフもヤバかったし、何より応援してもらってここまできたから、今度はあたしがここからみんなを応援するっていうメッセージが、中の人とキャラクターとドームという舞台に完璧にシンクロしてエモ過ぎました。ユッキのためのドーム。まこさんのためのドーム。

「炎の華」
ちょうどバックステージを裏から見ると、背中が見えるわけですよ。トップクの衣装着て背中に刺繍背負って、ダンサーさん引き連れて、歌って踊って叫ぶんですよこの暑苦しくてかっけー歌を。その向こうに広がってるんですよ真っ赤なサイリウムの海が。原優子っていう人は存在が向井拓海なんだなと思ってはいたんですけど、この日ほどにそれを痛感したことは今までなかったし、どこまでも着いていきたいと思わさせられる背中でした。1日目のベストアクト。

「アンデッド・ダンスロック」
この辺りでちょっとこのブロック殺意高すぎない? って気がつく。曲めっちゃカッコいいし、ライトの演出めちゃくちゃに凝ってるし最高でした。

「美に入り彩を穿つ」
あああああああああ!!!! ってなる問答無用のテンション爆上げ曲。頭振っていたらステージが見れていないので早急なブルーレイの発売を要求します。

「純情Midnight伝説」
やっぱり炎陣なんだよなあ……って。トップクラスに人気があるというわけではなかったメンバーの組合せをここまで人気ユニットに、そしてこの曲を盛り上がる曲に育てたのは、4thの彼女たちのパフォーマンスからだ思うし、この日も最高に楽しかった。

「Tulip」
LiPPSさんの人気マジ半端ねえなって思ってたんですが、2番で花道をセンタステージへと5者5様のファンサをしながら練り歩く様子を見ていたら、そりゃあ黄色い歓声も上げるし、奇跡のバランスだわこれ……ってなりました。ユニットのトリを飾るにふさわしい。

「Happy New Yeah!」
今日は春なんじゃねーのかよ! と思いつつ、ただひたすら多幸感の波で押しつぶすような曲なのでひたすら楽しかったです、はい。

「Stage Bye Stage」
この曲、歌詞が本当にエモくてですね。もう彼女たちは今この瞬間が全てではなくて、「またね」って歌う事ができるところにきたという全てがここに詰まっているくらいの気持ちでいて、ニュージェネが歌ったら崩れ落ちるなと思っていたんですが、お前まさか全員で歌うのか……? この歌詞を……? っていいながら召されました。

 

2日目

「ドレミファクトリー♪」
どこから話せばいい? 何から話せばいい? 最高だったんだけど、見ている間は完全に語彙力消失してたんだけど、2番に入ってからは静かに涙してたんだけど、何を話せばいい??
U149組、はじめてのオリジナル曲。楽しそうに、本当に楽しそうに踊る(ダンス特化感のあるメンバー)姿がコミックの展開にかぶって、完全にキャラクターたちが見えていました。アイマスはPというよりあくまでファンって感じの見方をしているんですが、あの瞬間は完全に、うちの子たちめっちゃ頑張ってる、いいぞ、ちゃんと踊れてるぞ、どうだうちの子たち最高だろ? って気持ちの私がいた。あの時の私は完全に米内Pだった。
U149組は将来的にもアイドルをやりたい、この道で生きていきたいという覚悟を抱いた子ばかりではなく、きっと5年もしたら別の道を歩み始めていて、でもこの瞬間出会って、泣いて笑って、最高に楽しんで輝いた瞬間がまさに今ここにあるって感じが凄く好きで、まさにそういうステージだったんで最高でした。ありがとう。
あと、なっぴーや小市さんが、第三芸能課の仲間は他にもいるって言ってくれる度に泣いています。ありがとうありがとう。

「メルヘンデビュー!」
圧倒的なうさみんコールの中で、バックステージから花道を駆け抜けて、途中転んで、泥臭く泥臭くメインステージへと走っていく姿に、ウサミンのウサミンたる所以を見ました。シンデレラガールズの7年間を完全に背負って、第7代シンデレラガールここにありっていう感じだった。とんでもないパフォーマンスだったと思います。2日目のベストアクトというか、ちょっと別枠でした。ウサミンは泣けるし、ウサミンは凄い。

「銀のイルカと熱い風」
小市さんの元気で荒っぽい踊りと、あしゃかさんの元気だけど丁寧な踊りにキャラクター性の違いを見て笑顔になりました。あと、美波の時のあやっぺは清い。信じがたい。

「ハイファイ☆デイズ」
楽しさが限界を突破した。

「Orange Sapphire」
Cute組のオレサファかーと思っていたら、トロッコがステージから発進してこっちへ……こっちへ………あああああへごがこっち側のってるうううううう(さっきは反対側)からの目の前に来たへごしか記憶にございません。視界を遮るものはない真正面だった……。

「フレデリカ、猫やめるよ」
一ノ瀬志希もズルいが宮本フレデリカもズルいしレイジーレイジーはズルい訳だと一人納得。あっさむ、どんどん表現がうまくなる。

「in fact」
センターステージで一人歌う亜美菜とシンプルだけど趣向が凝らされた照明演出が素晴らしかったです。ライトが上を向いて光の道が生まれた時神々しさすらあった。

「わたぐも」
ともよは今日も天才だなあと思っていたら最後の「みりあね、お姉ちゃんになったよ」で死んでしまいました。

「さよならアロハ」
あっさむのせいで、あ、不倫旅行の曲だ……って思ってしまう呪いにかかった。

「なつっこ音頭」
完璧……パーフェクトです……。

「Bloody Festa」
ドーム規模の真っ赤な血の海、最高でした。

「共鳴世界の存在論
眼の前のトロッコに志貴くんがいたんですが、かっこよすぎた。あと奏飛鳥の組み合わせ、あまり明るくなかったんですがこれはありですね……。

「Memories」
ついに披露された完璧なオリジナルでのラブライカ。清い、圧倒的に清いです。嘘だろ「ヤバい」のすみぺと「洲崎西」のあやっぺだぞってなる辺り、役者って凄いなって。雰囲気というか、ドーム規模でも場の空気を作れるユニットで、ラブライカは2曲めもほしいなあと思いました。

「Absolute NIne」
そりゃあ今日もユニットのトリはLiPPSだよなって思ったところからのニュージェネ!!??? っていうところからの、やっぱり君たちがデレマスの中心だ!! って感じのパフォーマンス。やっぱりニュージェネなんだよなあ……。

「ガールズ・イン・ザ・フロンティア」
アーニャがセンターでのこの曲がこんなにヤバいとは全く想像もしておりませんでした。ヤバい、何がヤバいのかわからないけど、圧倒的にエモい。というかラブライカの2人はちょっと前に「Memories」歌ってたよね、時計の針進めちゃうの? やっぱりラブライカの次の展開必要じゃない?? って。

GOIN'!!!」
先程から何度か申し上げております通り、ボックス席の前の方はバックネットも撤去され、前の席との段差も大きく、目の前にトロッコが来ると完全にクリアな視界で演者と目の高さもバッチリ合う訳ですよ。
で、来たんですよトロッコ。小市さんこっち側に乗ってたんですよ。トロッコから凄い勢いで指差しレスしまくってるのが見えるわけですよ。眼の前に来て止まるんですよ。こっちはオレンジのサイリウムの海の中でU149T着て、晴リウム(青)をめっちゃ小市さんに向けて振るわけですよ。そしたらこっち指さしてくれて完全に目があったわけですよ(たぶん)。

いや、心臓跳ねたね。

レスが欲しいという感情、よく分からないなとずっと思っていたんですが、いやこれはいけないでしょ。指差しもらった衝撃で一歩後ずさったし、絶対指からなんか出てたと思います。ということで今回の6thメットライフドームの最終的な感想は、私は結城晴からレスをもらったオタクとしてこの先生きていけるなってことでした、はい。