机ノ上神話 / 幾花にいろ

 

机ノ上神話 (まんがタイムコミックス)
 

 帯に「『幾日』の幾花にいろ」とあるのですが、成年向けで人気が出て、過去単行本化しなかった一般向け作品がこうして一冊にまとまるというパターンもあるのかと、ちょっと驚き。というかまんがタイムで4コマ描いてる人だったのか……! っていう。

キャラクターの間にあるどこかウェットで温度の低い雰囲気というか、そういう手触りみたいなものがとても魅力的だと思います。中でも「通り抜けできます。」は、アパートの両隣の壁に大穴が空いて2人の美少女と擬似同居という、お話としてはあまりに都合の良い設定なのに、醸し出される空気感からなんだかリアリティがあるような気がしてくるのが凄いなと。同時にしっかりラブコメ感もあって、いい感じの周波数というか、心地の良い作品になっていて好きです。