【ライブ感想】THE IDOLM@STER CINDERELLA GIRLS 7thLIVE TOUR Special 3chord♪ Funcky Dancing! 11/9・11/10 @ ナゴヤドーム

 

 推しが突然喋ると人は泣き崩れるんだなって思った。

 

Comical Popsは確かにコミカル要素強めだけど、シンデレラはいつもコミカルなのでその範疇な感じもあったのですが、Funcky Dancingはソロやユニット曲をやりつつもかなりダンスに振り切ってきてコンセプトライブの色が濃い感じに。この後にロックが来るわけで、だいぶ攻めた形のものをドームにぶつけてくる展開、強気だなと思います。そういうところ嫌いじゃない。

前説のDJちひろがルー語で喋りだしたあたりでだいぶ飛ばしていましたが、1曲目から360度のセンターステージに巨大ミラーボールで「ミラーボール・ラブ」、そしてせり上がるDJぴにゃ、そこから「Tulip」を挟んでRemix楽曲連打で「今回はこういう感じでいくよ!」という圧の強さがありました。そしてドームはダンスフロア! という主張が最高潮になったのは、EDM曲を配した終盤の「バベル」からのブロック。ただ、最終ブロックで「スパイスパラダイス」ぶっ込んできたあたりで様子がおかしくなり、「無重力シャトル」で打ち上がり、この後どうすんのよと思ったらなにか聞き覚えのあるイントロからDJ KOOがせり上がって「EZ DO DANCE」ってそんなん予想できるか!! 伏線ゼロ!! でも最高に楽しい!! 踊れる!! Funcky Dancing!! って感じでした。そのまま始まった「Yes! Party time!!」feat.DJ KOOがあまりにクライマックスで過去最高に楽しかった。

そして本編終わったと思ったら、せり上がってくるDJぴにゃ! ノンストップDJmix!! まだまだぶち上がれ!!! っていう。2日目に至ってはDJ KOOがせり上がってきて、DJっていうのはこうやって盛り上げるんだっていう技を見せたシンデレラ曲から突然のtrf曲で世代に直撃。「survival dAnce」、十数年前にいったa-nationで聞いて以来だよ。楽しい。でも何のライブだこれ。考えるな感じろ! みたいな。

そんなふうで、最近スマートにライブを作ってきた運営の偏差値が突然3くらいになったライブだったのですが、ギリギリのバランスを取りながらFunckyでDancingに振り切ってきていて楽しかったです。

いやこう、大きな動きで賛否両論巻き込んで、その中でキャラクター/演者からストーリーが生まれて広がったり消えていったりするライブ感がやっぱりシンデレラだと思うんですよ。このプロレス的な盛り上げ方。点と点を線で結びながら、キャラクターも演者もプロデューサーも全て舞台の上、渦巻いた感情が燃え上がる刹那が見たかったんだなって。お行儀よくなんて知らないし、生まれた時からジャンクでアウトローなコンテンツでしょそんな貴方だから好きなんだよって、久々に実感したライブでした。いやでもしっかり土台を作ってきたからこそこういう事もできる訳で、8周年までの積み重ねの大きさを思います。名古屋でこれだけやったんなら、Rockな大阪ドームがどうなるのか、とても楽しみです。

 

 

と、ここまでが2日目のお知らせ前の話で、そこからはちょっとね、ちょっとよくわからなかったんですよ。推しが急に喋ったんですよ。ちょっとだけ期待してたシンデレラマスターのパッション枠が夢見りあむで、来年の総選挙頑張ろうと思った矢先に8周年企画のPVでアニメでもやるのかなと思ってたら、しゅがはの次の名前がなんかね、推しの名前でうまく認識できなくて、その後のPVを凝視してたら推しが動いてて、おまけに推しの声が聞こえたんですよ。人は感情のキャパを超えると嬉しいとかじゃなくて、分からないになるんだなと思いました。しばらく何もわからなかった。あと泣いてた。そして小市さんが最後の挨拶で「私の大事な女の子の声が聞こえた」って言った瞬間にまた泣きました。小市さんも泣いてた。夢幻かと思ったら、本当にアニメPV公開されたし声優は発表されたし小市さんと同事務所だし推しはショットガン打っててちょっといまだに信じられないんですけど。なんか、推しの説明をする時に、私の場合はファザコンだったりロリコン! って罵ってくるところを好きな訳じゃなくて、じゃあどこと言われるとU149読んでというのが一番近道だったんですが、6分アニメ見てもらうと「おおよその方向性はお分かりいただけただろうか?」って言えるのものをお出しされたのでありがとうって感じです。

推しの名前は的場梨沙っていいます。CVは集貝はなさんに決まりました。CV小市眞琴さんの結城晴とビートシューターっていうユニット組んでます。お互いが背中を預け合える最高の二人組です。来年ライブで見れるかも知れなくて動揺しています。あと、櫻井桃華と橘ありすとももぺあべりーってユニットを組んでいたり、池袋晶葉とライラさんとニューイヤースタイルってユニットを組んでいたりもします。どうぞよろしくおねがいします。

 

 

あとは曲ごとの感想とか。

・「Nothing but You」の小市さんがキレッキレに大きな動きで踊っていて、最高にかっこよくて、結城晴!!! って感じでした。そうだこれが結城晴だ!!!! って思いました。2日目は後ろ姿を見ていたんですが、染めていた髪色も相まって本当に大きくなった晴に見えてもうだめだった。あと「青空エール」でセンター張ってるのももうダメだった。

・今回ものすごいLiPPS推しのライブだったと思うんですが、LiPPS周辺の人間関係大変じゃない? みたいな感じがすごかったです。1公演でしきフレ「クレイジー・クレイジー」としきあす「バベル」があるだけでカップリング的には大概なのに、2日目にかなフレで「Hotel Monside」って待ってそれはもうドロドロでは??? っていう。デア・アウローラ(奏・美波)の新曲もあるしすごかった。特に「バベル」はちょっとものすごいものを見た感じで、火力強すぎてドームは焼け野原でした。最後の方のあれは一体なあに……。

・ソロ曲だと1日目は初披露「サニードロップ」が一部の隙もないパーフェクトな出来でした。2日目は「もりのくにから」の難しいミュージカル的な曲での森久保乃々を表現する力に役者高橋花林の凄みを見た感じ。そして今回も「Last Kiss」は最高でしたね……。

・デア・アウローア「Secret Day Break」は2つのメロディラインが同時に走る今までになかったタイプの曲で凄く良かったのと、洲崎綾は「ヴィーナスシンドローム」も良かったです。透き通った声も姿も歌うと本当に女神なんだよなあと。

・ここでやらずにどこでやるっていう「Can't Stop!!」は最高に楽しかったです。

・総選挙新人組第一弾「夢をのぞいたら」。花谷麻妃は歌って動くと思った以上にこずえだし、生田輝はナターリアだしでレベル高いなって。生田輝はスタァライトで見てるので歌えるのも踊れるのも知っていたけど、双葉の時とキャラが違いすぎて役者凄いなって思いました。びっくりした。

・「メッセージ -Future PicoPico Remix-」、どんなライブをやっていてもニュージェネが歌えば何となく落ち着く、センターユニットの安心感はやっぱり特別だなって思います。