久しぶりの大橋彩香ソロのフルライブでしたが、楽しかった! という気持ちになる良いライブでした。推しが輝いている姿は健康に良い。
会場も幕張メッセのイベントホールと大きくなって、ステージングもすっかり堂に入ったというか、堂々とパフォーマンスをしている姿が印象的でした。ソロとしてはライブ数が多いわけではないですが、フェス出演やコンテンツライブで大きな舞台を数多く踏んでいるのが活きているのかなと。
特に序盤と終盤の明るく元気でかわいい曲のゾーンは、これぞ大橋彩香という型があるというか、完全にパフォーマンスとして出来上がっている感じがあります。すっかり安定したプロのステージという感じで、素敵だったしとても楽しかったです。「ワガママMIRROR HEART」はやっぱりキラーチューン。
逆に後半頭からは本人のやりたいことに挑戦をしていくゾーンという感じ。ドラムソロ→レーザーを使ったダンス→特効もりもりでロック曲4連発は好きを詰め込みまくった感じで、完成されたパフォーマンスという訳ではないのですが、本人らしさが色濃く出ているのがファンとしては非常に良かったです。前回まではEDMで踊りたかったけど、今回はアルバムにあったロックな曲たちをバンドでやりたかったんだろうなあという。正直声質的にはあんまり合わないかなと思っていたところもあるのですが、いやいやこれはこれで行けるのではと思うパフォーマンスで、可能性が広がったなと思います。踊りながらの「Winding Road」の激しさも良かったし、「HOWL」はボカロ系ロックな曲と歌声が音源で聞いた時よりすごくマッチしていました。
そして個人的に一番刺さったのは少し切なさのある曲たち。特に後半に披露された「NOT YET」がとても良かったです。前半の「キミがいないクリスマスなんて」もなのですが、こういう綺麗なメロディでちょっと影のある曲が凄く良く合っているように感じて、「Sentimen-Truth」「バカだなぁ」というエモい曲にそれぞれ繋がるセットリストも含めてとても良かったです。これからも本人の流行に合わせて色々なジャンルの曲にチャレンジしていくのだと思いますが、この路線の曲ももっと増えていくとうれしいなと思います。
そんな感じで、今現在の大橋彩香をバランスよく魅せる素敵なライブでした。そして何より、この状況下でライブを開催してくれて、推しが輝く姿を見て元気をもらえたというのが、本当に有難いことだったと思います。いつになるかはわからないですが、次のライブで今度は何に挑戦する姿を見せてくれるのか、楽しみに待っていたいです。