F1 全チームドライバー決定

最後のミナルディのシートが決まって、F1全チームの今シーズンの体制が確定しました。そんな訳でちょっくらシーズン展望でも。
トップグループはフェラーリルノーマクラーレンの3チーム。フェラーリがF2004Mで闘っているうちに、残りの2チームが貯金をどれだけ作れるかがカギだと思います。フェラーリが新車で失敗することは多分ないでしょうし、ミハエル&バリチェロはまだ磐石。タイヤもフェラーリスペシャルな訳で問題ないでしょう。テストタイムで好調なのはルノーマクラーレンルノーはレースペースの速さは相変わらずみたいですし、アロンソフィジケラのドライバーはトップレベル。特についにチャンピオンすら狙える体制を手に入れたフィジコには注目です。マクラーレンも昨シーズン後半の好調さを持続、発展させている感じ。ライコネンモントーヤのドライバーも強力。モントーヤのモチベーションがかなり高いようなので期待できそうです。第3ドライバーが使えるのも強み。
その後ろはBARとウィリアムズ。BAR007はダウンフォースがない、グリップがない、エンジンが持たない、テストでタイムが出ないと悪い話しか聞きませんが、そこまで遅いことも無いでしょう。バトンが今シーズンも好調を維持できるかがカギ。琢磨は去年より成長があることに期待。去年のままだと苦しいか。ウィリアムズはラジカルな去年のマシンから普通なマシンに戻って、タイムも普通。ウェバーとハイドフェルドは下位チーム在籍時には評価の高かったドライバーですが、トップチームでどれだけいけるかは未知数な気がします。
中団でトヨタザウバーレッドブルザウバートヨタは早々にマシンに問題が見つかってましたが、トヨタは早くもエアロを一新。トゥルーリ&ラルフと実績あるドライバーをそろえて資金も豊富。ここらへんで結果が出ないと逆に苦しいです。チームが失敗作と言ってしまってるザウバーはちょっと苦しそう。ヴィルニューブがいつまでたっても調子を上げてこないのも不安材料です。レッドブルはそこそこの速さを見せてますが、チーム的、資金的にどうなんでしょう。エンジン面の不透明さも合わせて、シーズン中にだんだん失速していくような気もします。
最後尾はジョーダンミナルディジョーダンはミッドランドへのチーム売却の過渡期。体制を整えて今シーズンは終了か。トヨタエンジンの獲得は将来を見据えて好材料ですが、ドライバーはカーティケヤンモンテイロと新人2人で未知数です。ミナルディは今シーズンもつらそう。資金難の解消が見えません。シーズン途中で久々の新車が出るらしいですが、その車が化ける事にわずかな期待。ドライバーはアルバースとフリエサッシャーと新人2人でやはり未知数。この4人の新人の中では、個人的にはアルバースカーティケヤンに注目しています。なんにしろ最後尾の脱出は苦しいか。