F1日本GP

鈴鹿から帰還。雨に降られました。
予選は雨がらみの波乱含み。後半のドライバーが走る頃には大雨。観戦客としては避けて欲しい事態ですが、これが決勝の舞台を整えることになるとは。
PPはラルフでトヨタは2回目。2位にバトンでフロントロートヨタホンダの日本GP仕様。3位にフィジケラで優勝争いは本命か。4位クリエンは雨を味方につけた感じ。5位は琢磨。6位にクルサード。ミハエル、アロンソライコネンは後方に沈みました。
決勝はまれに見る好レース。序盤はモントーヤのクラッシュでセーフティーカー出動。3回ストップに出たラルフの作戦がつぶれ結局8位に。
そしてスタート後にコースアウトして後方に沈んだ琢磨はトゥルーリに突っ込んで失格処分。あれはちょっとフォローがきかないほど酷いです。琢磨というドライバーの評価を思いっきり落しかねません。もうクラッシャーとして睨まれてるようですが…。
2位のバトンもずるずる後退。ピットストップではウェバーにもかわされて5位。BARのピット効率の悪さとレースペースの遅さはどうにもならないのか。ウェバーはウィリアムズはレースでは速いというところを見せてました。結局4位。さらに堅実に走りきったクルサードが6位。あまりにも堅実な速さに生で見て感動を覚えました。さすがベテラン。
そして面白かったのはフィジケラライコネンアロンソとミハエル。抜きにくい鈴鹿でのオーバーテイクの応酬。さらにファイナルラップのドラマとすごかったです。まずはスタートからミハエルとアロンソが上位へ。やや遅れてライコネン。そして上位に進出しつつ、アロンソがミハエルを130Rでパス。しかしピットの早かったアロンソは1回目ストップの後後方へ。その間スティントの長かったミハエルとライコネンの1-2デッドヒート。ピットも同時で出てくればミハエルーライコネンアロンソの順。そしてライコネンが、アロンソが相次いでミハエルをパス。ここからミハエルは沈んで7位。世代交代をまざまざと見せ付けられたような感じでした。そしてライコネンの真骨頂はここから。遅いピットを利用し先頭に立つと、先にピットして逃げ切り体制を引いていたフィジケラとの差をぐんぐん広げます。しかしまだマージン15秒ほどでピット。2位でアウトするもその差は5秒ほど。もうフィジケラの優勝かと思いきや、残りに週で追いつくと、最終ラップ一コーナーで鮮やかすぎるオーバーテイク。私はE席だったので目撃しましたよ! この世紀の瞬間を! まさしく劇的なフィナーレ。ライコネン+マクラーレンの底力を見せ付けられました。スタンドも大興奮でした。いいレースを見たものです。
鈴鹿に関してですが、E席は遠いです。入り口から20分からもう少し歩きます。そして人多すぎ。どこもかしこも人人人。それからE席では謎の外国人集団がレース前にウェーブを起こそうとしてました。そして帰りのこみっぷりが恐ろしい。サーキットから出られない。駅までは車道占拠。駅では長蛇の列。鈴鹿は楽しいですが疲れると実感しました。後、雨は無理。あまやどる場所がありません。