ドージンワーク 1巻 / ヒロユキ

ドージンワーク (1) (まんがタイムKRコミックス)

色々酷い。褒め言葉として。笑わさせていただきました。
友人の露理と幼なじみのジャスティスの影響で同人の世界に足を踏み込んだなじみを主人公にした4コママンガ。4コマの間の取り方とか台詞回しはあずまんが大王以降なんだなぁといった感じ。話はオタネタ下ネタ盛りだくさんで非常に面白いです。同人というとどうしてもエロと切り離せなくなってくる訳で、その辺のネタも綺麗に使っていると思います。下ネタが多いですから下品といえば下品ですが、酷いとは思っても嫌な感じはないのはセンスか。
同人活動を中心に露理やソーラみたいな明らかに狙ったキャラやジャスティスのような変態キャラを使ってユートピアな世界を構築しつつ、所々にこれはリアルなんじゃないのかと思わせるようなネタが仕込んであるのが面白いです。なじみのひたすらに堕ちていく様もなかなか。ただ後半は人間関係や恋愛関係メインに移っていって、そこは普通すぎてあまり面白くないか。オタネタをどこまで上手に使ってくるかが、この先も面白く読めるかの鍵かなと思います。
なにはともあれ一巻は大満足でした。生まれ変わったら露理になりたい。
満足度：A