Rozen Maiden 6巻 / PEACH-PIT
- 作者: PEACH-PIT
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2006/01/24
- メディア: コミック
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まぁそんなことはどうでもいいとして第6巻。話が雛苺に集中してるなと思ったら、やはり雛苺のところから動かしてくるようです。前巻でのジュンのトラウマ話から、この巻では水銀燈とめぐの関係の掘り下げ、金糸雀のレギュラー化、背後に見え隠れする7番目の影と下準備に終始。雛苺のマスターと名乗る人物の登場から時間でアリスゲーム再燃と繋いでいくのかな。
そんな訳で5巻としては特別見せ場になってる部分があるわけではありません。雛苺がえらくいい子になってるとか、水銀燈がただの敵役ではない描き込み方をされてるとか、なかなか芸の細かいことをやっていますけど。相変わらず可愛らしい絵とキャラクターは楽しめます。
このマンガの特徴の一つとして無意識の海やお父様、nのフィールドやアリスゲームといった根本部分の設定が非常にあいまいにぼかされてるところがあると思います。非常に抽象的な説明しかされていないので、話全体に地に足の着いていないフワフワした感覚が付きまといます。そこが幻想的な魅力ともなっているのですが。そういったぼんやりた部分から出てきたキャラクターである7番目の人形から話をどう運んでいくかがこの先の注目かと。アニメのように完全に地に足をつけちゃうのか、不思議な世界観を保つのかが気になります。
満足度:B+