Kanon

うーん、見ていて幸せになれるアニメを作るのが京アニクオリティなのか。
そんな訳でなんだか眺めているだけでそれなりに満足してしまうKanon。今回は真琴と祐一の掛け合いが素晴らしかったです。風呂覗きにエロ本を買いに行かせるとか、祐一の外道っぷりが酷い。それに対しての真琴の小動物的な反応も面白いです。あゆとの掛け合いとはまた違った味わいがあるのが良いと思います。
相変わらず全方位外交が続いてますが、そろそろ誰かの話に注力しないと散漫になってしまう気が。平行して進む全員の話から一つの物語が浮き上がったりしたらそれはそれですごいと思いますが、そうそう巧くもいかないでしょうし。
それにしてもこのキャラクター達の現実感の無さと言うか、人間っぽさの希薄さと言うか、生っぽさが全くしないのは、ここまで徹底してるとある種清々しいものがあります。合わせて、あゆや真琴の所在地不明っぷりとか世間知らずっぷりを考えると、こいつら幽霊か何かの類なんじゃないかと思うくらいに。