- 作者: 尾高純一
- 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス
- 発売日: 2006/10/21
- メディア: コミック
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生徒が先生を好きになったり、先生が先生を好きになったり、校長が変態だったりと、表面上は色々問題があるような感じでいながら、どのキャラクターも根の部分が真面目なので意外に健全です。やってることはマンガらしく滅茶苦茶でも、キャラクター芯の部分はまともという言い方が正しいか。主人公の仁岡先生は子供嫌いで子供をいかに苦しめるかを考えてる割にやってることはいい先生だったり、ヤンキーもどき浅井さんは悪ぶってるけどどう見ても真面目な良い子だったりするギャップを楽しむものなのかも。
ギャグはなかなか勢いがあって面白いです。変にシュールな方向に振った笑いの取り方じゃないのもオーソドックスで好印象。セリフが多すぎてちょっと読みづらいのがマイナスポイント。個人的にはキャラクターがどうも好きになれなかったので、巻末の読みきりの二作の方が好みでした。
満足度:B−