2006 本まとめ

今年読んだ90冊の小説から10冊をピックアップ。100冊を目指したけど少し届きませんでした。年300冊とか読む人はどうやっているんだろう……。簡易コメントつきで。


神様のパズル / 機本伸司

神様のパズル (ハルキ文庫)

神様のパズル (ハルキ文庫)

宇宙の作り方を巡るSF小説ですが、個人的には青春小説として凄く楽しめました。大好きな小説です。


超人計画 / 滝本竜彦

超人計画 (角川文庫)

超人計画 (角川文庫)

小説??って感じですが。笑い飛ばすに笑い飛ばせないどこまでも落ちていくこのどうしようもない感覚を、いったいどこにぶつければいいのでしょう。


とらドラ! / 竹宮ゆゆこ

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

とらドラ〈3!〉 (電撃文庫)

手乗りタイガー。個人的にそんなに好きでなかったラブコメの面白さを教えてくれました。


レジンキャストミルク / 藤原祐

読んでいて凄く合うなと思うシリーズ。後味の悪い本編も良いですが、読後感の良い短編集「れじみる」もオススメ。


少女七竈と七人の可愛そうな大人 / 桜庭一樹

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女七竈と七人の可愛そうな大人

少女を描いてきた桜庭作品の一つの到達点だと思います。この空気に酔わされる。


トリックスターズ / 久住四季

トリックスターズM (電撃文庫)

トリックスターズM (電撃文庫)

ライトノベルでミステリ。Dの印象が抜群です。


円環少女 / 長谷敏司

円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (角川スニーカー文庫)

円環少女 (4) よるべなき鉄槌 (角川スニーカー文庫)

高密度の設定とストーリー。とっつきにくそうでいて、読み始めたら物語の吸引力がすごい。


失はれる物語 / 乙一

失はれる物語 (角川文庫)

失はれる物語 (角川文庫)

とにかく、「しあわせは子猫のかたち」が素晴らしかったです。


ロリータ / ナボコフ

ロリータ (新潮文庫)

ロリータ (新潮文庫)

なんだか勢いがあるというか、圧倒的な小説でした。色々な読み方ができそう。


メルカトルと美袋のための殺人 / 麻耶雄嵩

今年の作品ではありませんが、今年読んだので。型破りの銘探偵メルカトル鮎の魅力を感じられました。