F1 プレビュー:スーパーアグリ・ホンダ

去年夢と奇跡を見せてくれたスーパーアグリ。2年目への期待は嫌が応でも高まりますが、早々簡単にいかないのがF1の厳しいところ。テストそのものはホンダRA106改良型マシンで順調にこなしていたものの、ニューマシンSA07の開発はクラッシュテストの不合格もあって遅れに遅れ、スポンサー交渉も難航。さらにはカスタマーシャーシ問題にファンデルガルデ問題と政治問題も抱え込み、中々の苦境に立たされているように見えます。
ただ、それでもニューマシンは一定の速さを示すでしょうし、ホンダのバックアップも継続、そしてスポンサーも決まったと亜久里がもらしたと言う話もあり、何とか開幕までにはまとまったパッケージが用意できそう。ドライバーもチームの軸として安定感を増してきた佐藤琢磨に、実力は確かなデビッドソンを揃え、念願のポイント獲得を目指します。
実質的にはトロロッソスパイカーとの争いでしょうが、マシンの出来如何ではさらに上位もうかがえるかも。まずは予選Q2進出、そしてTOP10圏内でのフィニッシュを目指したいところです。