F1オーストラリアGP 決勝

完勝のポールトゥウィンという感じでした。
優勝はフェラーリライコネン。ラップタイムは圧倒的で、フェラーリ優位は揺るがないか。ただ、それでも予想していたよりは2位以下に差を付けられなかったので、これからも圧倒的だとは限らないかも。それでも最後尾から6位まで来るマッサを見ていると、その強さ自体は間違いのないところだと感じます。
そして2−3にマクラーレン。スタートで前に出たハミルトンが頑張りましたが、最後はピットストップで逆転したアロンソが2位とチャンピオンの貫禄。それでもハミルトンは速い。ゴールデンルーキーというのはあながち間違いでも無いようです。こうなってくると、今年のチャンピオン争いはマッサ、ライコネンアロンソの3人ではなく、ハミルトンを含めた4人で争われるかもしれません。
BMWは上位2チームには少し届かないところでハイドフェルドが4位。クビサにトラブルが出てリタイアしたこともあり、まだ優勝争いは難しいのかも。そしてさらに少し遅れて5位にルノーフィジケラルノーはレースペースがいまいち伸びません。特にコバライネンの方は中断に沈みコースアウトを連発し、ハミルトンとは対照的なデビューレースに。ブリアトーレの怒りを買ってしまっていました。
そしてこの4チームからは大きく離れて中団グループ。この先もこの混戦は、ハマったところが上位に来るという形で進みそうです。今回はウィリアムズのロズベルグのペースが非常に良くて7位に。無難に走りきったトヨタの二台が8-9と続き、さらにホンダ、スーパーアグリといったところが続きました。バリチェロがレースでは意外と速かったり、琢磨のペースにスーパーアグリの限界が見えたり。そしてさらに少し遅れたところにレッドブルでしょうか。その、レッドブルクルサードブルツの危険な接触は、クルサードが謝ったそうです。
この中団グループから誰が抜け出すのかというところですが、ホンダやレッドブルは迷走気味な故に、まだ開発の余地次第で伸びるか。逆にスーパーアグリなんかはここでいっぱいいっぱいという感じもするので、序盤でポイント獲得を狙いたいところです。
二種類のタイヤを使うというルールは、どこも似たような作戦を取ったことによってあまり目立ったこともなく。ただ、作戦がばらけた時に面白いものが見れる気はするので、これからも注目はしておきたいです。そして信頼性は散々色々言っていた割に問題がなさそう。少ないリタイアの中でのシビアなレースが続きそうです。