- 作者: 赤松健
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2007/04/17
- メディア: コミック
- 購入: 2人 クリック: 17回
- この商品を含むブログ (150件) を見る
超編のラストは非常に綺麗で素晴らしかったと思います。シリアスを笑いで緩やかに包んだ上での別れのシーンは、今までの積み重ねもあって割とジーンと来るものがありました。超は本当にいい悪役だったと思います。
そしてその後は箸休め的なエピソードで雰囲気を明るく盛り上げつつ、夏休み編への引き。ただ、お色気や笑いに隠されてはいますけど、ちょっと色々どうしようかというレベルまでこの作品の深刻さは増しているんじゃないかという不安も感じました。ネギの背負ったものは重過ぎるし、その決意は本人も認めるとおりに真っ直ぐ頑固なだけに怖さも孕んでいます。だからこその明日菜たちの存在ではあるのでしょうけど、ネギを巡る恋愛模様のドロドロさがちょっと怖い。そういう方向には行かないと思いますけど、本屋と夕映との三角関係とか、泥沼化してもおかしくないシチュエーションだと思いますし。
まぁ、そういったシリアスさを感じさせながら、表面上はいたって華やかに楽しくコメディをしていたので楽しかったです。特に美空の懺悔部屋の話は、各キャラクターの立ち位置を確認する意味でも面白かったです。本屋の「妻妾同衾」発言?にぶっ飛んだのは言うまでもありません。この子と夕映はむっつりな気がする。
あとは、茶々丸と千雨の関係の発展に期待。あとエヴァとクウネルの掛け合いはこの先も見たいなと思いました。
満足度:A