To Loveる ―とらぶる― vol.4 / 長谷見沙貴・矢吹健太朗

To LOVEる -とらぶる- (4) (ジャンプコミックス)

To LOVEる -とらぶる- (4) (ジャンプコミックス)

相変わらず軽く読めます。
お約束なラブコメ展開を無駄なくきっちり展開させるのは一種の職人芸だなぁと思います。目新しさはまったくないのですが、安心して読めてそれなりに楽しいという。
ただ、ちょっとお色気がエスカレートし過ぎな気も。嫌味なくカラッと楽しめることがこのマンガのよいところだと思うので、あまりクドいお色気は逆効果のような気がします。もちろん少年マンガの限界はあるのですが、だんだん露骨なエロになっているような感じ。絵柄自体がすっきりしているのでいやらしさはあまりないですけど、それでも。
話の方はキャラクターが増えてにぎやかに。嫌な性格のキャラがいないし、基本的に暗い出来事は起こらず楽しいというのが安心感の要因か。出てきては脱がされ役になる沙姫お嬢様が哀れ。そして意外ときっちりララ、リト、春菜の恋愛模様が描かれているような感じがします。
満足度:B+