To LOVEる ―とらぶる― vol.5 / 長谷見沙貴・矢吹健太朗

To LOVEる -とらぶる- (5) (ジャンプコミックス)

To LOVEる -とらぶる- (5) (ジャンプコミックス)

表紙だけで元は取れたと思う私は勝ち組……?
そんな訳でヤミ登場回。どう見てもイヴだよなぁ、でもそんなことは言わない方がいいのかなぁと思っていたら、キャラ紹介であっさりと作者がイヴをベースにしていると言いやがりました。しかも普段の長谷見沙貴ではなくわざわざ矢吹健太朗本人が紹介を書いている気合の入りよう。そして「BLACK CATではお色気シーンを書かなかったけど今回はバリバリ書くよ!(意訳)」という宣言をしていてどうしたものかと。いったい矢吹健太朗に何が起きたのでしょうか。
まぁ、それでもヤミは可愛いので何でもいいか的な気分の私に何をどう冷静な判断が下せるというのか。うん、可愛かった。言動とか性格とかゴスっぽい服装とかトランスとか金髪とかルックスとか、あと腋とか。うーんと、他に何を言えばいいのでしょうか……。
他の話としては、着せ替えコスプレをするためだけにあるようなスケート話や、惚れ薬というか媚薬という表現が正しそうなバレンタインチョコ騒動とか、ベタでエロなドタバタコメディを相変わらず展開。変な重さはシャットアウトしてあるあたりに職人芸っぽさを感じます。この巻ではレンの女の子サイドであるルンも登場して、賑やかになってきたのが安定軌道に乗ってきた感じ。ただ、反面ラブコメを期待して読むと亀の歩みなので肩透かしを食らうと思われます。
そしてチーフアシを名乗るザスティンが素敵過ぎます。スクリーントーンの在庫管理とか、この人は何をしに地球に来てるのでしょうか。
満足度:A