K-1 WORLD GP 2007 IN SEOUL FINAL16

なんだかグダグダ感の漂っているヘビー級戦線ですが、さすがにベスト16まで来ると面白い試合も多いです。
今日のベストは個人的にはバダ・ハリ。ヴィニーをきっちりとKOで仕留めて勝ち上がる様は安定感も出てきて、強くなっているなぁという感じを受けました。高齢化の進むヘビー級ですが、最近になってバダ・ハリや今回は事故で棄権したカラエフ、そして澤屋敷といったところが台頭してきているのが頼もしいです。
あとは、シュルトが予想通りの強さを見せたり、フェイトーザが勝ったもののファウストの頑張りが目についたり、バンナ、ボンヤスキーといったところがきっちり調整をしてきていたり。チェホンマンは微妙なジャッジにホームタウンデシジョンを感じなくもありませんでしたが、巧く闘っているという印象。それでも、振り回してどんどん前に出るスタイルの方が見ていて面白くはあります。サップと違って変に何か覚えて弱くなるということはなさそうですけど。トーナメントは是非初戦でシュルトと当たって欲しいなと思います。
日本人対決は、澤屋敷の方が強いのかぁと普通に感心。藤本が特別強いとは思っていなかったですが、今の日本人で一番の座にこうもあっさりと駆け上がると若干の肩透かし感も。ただ、澤屋敷の場合、徹底したカウンター狙いで勝ったバンナ戦以外は実績のある選手との試合がないので、トップレベルでどこまでできるかはまだ分からない面もあります。それでも、日本人で一番強いということになったのだから、ある程度のところまでやってくれると期待。あの強そうに見えないけど気がつくと勝っているスタイルは割と好きですし。