桃色シンドローム 1巻 / 高崎ゆうき

桃色シンドローム (1) (まんがタイムKRコミックス)

桃色シンドローム (1) (まんがタイムKRコミックス)

これはさすがについていけない……。
帯に変態マンガと謳われていて、中身を読んだら本当に変態マンガでした。嗚呼、変態。
話的には、主人公のオタク青年スミヤが幼女型の人型兵器モモを発見して一緒に暮らし始めるというもの。戦争の時代に作られ、現代まで眠っていた兵器人形なのですが、だからといってシリアスにバトルをするなどということはなく、ひたすらにスミヤとモモの引きこもりライフが限りなくダメな方向で続きます。
モモを無理やり魔法少女化しようとするスミヤとか、段々と飼いならされていくモモとか、降り注ぐセクハラ発言&行動とか、時々さらっとシリアスな言葉を吐いたりだとか、なんだかとっても桃色妄想日和。大体にして、モモが幼女である必然性がないというか、裸マント+ミニスカ(はいてない疑惑)+ニーハイソってどういう格好だよ! っていう。なんだかんだでスミヤに懐いているモモといい、セクハラ発言やエロ妄想を振りまきながら手は出さないスミヤといい、オタク色妄想絵巻の様相を呈してると言ったら言い過ぎになるでしょうか。
面白いことは面白いのですが、ちょっと暴走がきつすぎて作品としては評価できないかなぁという感じ。このスピードに私がついていけるならば、また感想も変わってくるのでしょうけど、ちょっとレベルが足りないようでした。