ひぐらしのなく頃に 綿流し編 １,２巻 / 竜騎士07・方條ゆとり

ひぐらしのなく頃に 綿流し編(1) (ガンガンWINGコミックス)

ひぐらしのなく頃に 綿流し編 (2) (ガンガンコミックス)

ひぐらし2話目。
鬼隠し以上に先の展開、というか物語構造上のネタばれを散見してしまっていることが残念な感じの綿流し編です。中途半端な知識が、そうだったのかと納得するわけでも、驚かされる訳でもない微妙な状況を生んでしまいます。
とはいっても、魅音シナリオに当たるこの話もインパクトは抜群。楽しい日常が崩れていく様を鬼隠し編とは違うパターンで描いて面白いです。ただ、どうもひぐらしのコメディ部分は私の肌に合わない感じがするのが残念なところ。
話の方は、詩音と魅音という双子が登場して事件が起きる以上双子入れ替わりのトリックが使われているのでしょうけど、それだけでもなさそうな感じ。だからといって何かに気が付いたわけでもないのですが。
他には、魅音の意外な一面が見れたのが良い感じでした。男勝りな性格に隠れてなかなか見えませんが、ああいう面もあるのだなと思うと割と可愛いです。そして鬼隠し編の恐怖の象徴だったレナがやたらと頼れるキャラクターに描かれているのも興味深いところ。何かの選択を間違えない限り、レナは頼りになる仲間だと考えてもいいのかも。