- 作者: 岡田有花,ITmedia News
- 出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ
- 発売日: 2007/06/01
- メディア: 単行本
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時間と場所を越えて人を繋ぐ夢の技術は、それを使って何かを創り、人と人とが繋がっていくことで意味を持つ。ネットに関る多くの人たちの言葉、姿は、インターネットに恋をした1人の人間として、凄く共感の持てるもの。
インターネットというものの可能性をこれでもかと見せてくれると同時に、ネットはツールであって、そこにいるのは人間であるという単純なことが伝わってきて、ネットの今を見据えながら、夢と希望を感じさせてくれるような、とても素敵な本でした。
私自身、ここ数年毎日たくさんの時間をネットに費やして、ブログを書いて、SNSをして、チャットをして、オフ会にも行ってきました。それだけネットにハマったのはきっと、ネットの向こう側には確かに誰かがいるというそんな手ごたえがあったからだと思います。ブログに何かを書けばどこかの誰かが読んでくれる。チャットに繋げばなかなか会えない仲間とも会話できる。オフ会に行ってネットがなければ出会うことが無かったかもしれない趣味の合う人々との出会いがある。
そうやってネットを介して繋がっていく、変わっていく人の姿が、ネットを使って何かをしている人たちの声を通じて自分の感触だけじゃない確かなものとして見えてくるような感覚。ネットには良い部分も悪い部分も当然あって、それでもやっぱり私には特別で大切なものなんだと、改めて実感させてくれました。
私はネットで人生、変わりました。きっとこれからも変わっていきます。だから、もっとたくさんの大切なものが、世界中の人々を繋ぐこのインターネットの先に見つけられたらいいなと、そんな風に思うのです。