- 作者: 森山大輔
- 出版社/メーカー: 少年画報社
- 発売日: 2008/04/28
- メディア: コミック
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- 作者: 森山大輔
- 出版社/メーカー: 少年画報社
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F・L・A・Gの刃旗使いとして、ネーネの存在を隠したまま活動を開始したリク。リクがこだわる天音姉との過去に何があったのか、ネーネとはどういう存在なのか、そしてそんなリクを庇おうとするレナの過去、さらに分室の新しい仲間と、リクに近づいてくる吾妻さんの真意はどこにあるのか。
組織に対して隠しごとをして「嘘つき」を続けようとするリクが、このチームの仲間たちの存在によってどう変わっていくかが軸になるのかなと思った2冊でした。クララとジョーの距離感の近さ、その過去を知ったレナの存在、そして意外な旧友との再会がリクの心をどう変えていくのかといった感じ。
しかし、レナがすっかりリクを気にして、ラブコメ的空気が漂っているのが何だか面白いです。なんというかツンデレ。あと新キャラではクララのゴシックパンクな衣装が素敵。個人的にゴスロリも好きだけどゴスパンも好きだったり。
話の方は一つずつしっかりと進んでいて、少しづつネーネの謎が語られたり、キャラクターが深められたりという感じ。そしてラストで急展開が来たところで引き。
オタク的な格好良さのツボを突いてくる見せ方とかデザインや、キャラクターの作り方なども作者がノっている感じ。ただ、何かが物足りないというか、作品の設計図が見えているような印象があって、凄く出来はいいけどイマイチ作品に入り込めないようなところも。物語の核の部分の情報が小出しなので、あと一歩盛り上がりに欠けるように感じる部分があるのかもしれません。
その分、逆にすべてが明らかになった時は盛り上がりそうな感じなので、期待して続きを待っていたいと思います。