09-9-5

今日はブルーマンの公演を見てきました。
http://blueman.jp/main.html
クリエイター集団という言葉がまさにぴったりくる公演でした。真っ青にペイントされた区別のつかない3人の男の声なしのパフォーマンスに装置、画像、そして音楽が組み合わさってこれまでに見たことのないものになっている感じ。
様々な要素を要素をつないでいくような構成なのですが、そこに脈絡も意味も読みとれなくて、頭の中に疑問符が浮かぶ感じ。細部を見ても、すごく深いことを言っているような部分があったり、物凄く俗っぽい笑いを織り交ぜたりでとらえどころがなく。さらに、どこまでが仕込みかも分からない観客巻き込み型ステージに、客席の上を通過(というか客が全力で前に送る)する大量の紙とか、もう本当に意味が分からないけどなんだか新しさを感じます。
視覚と聴覚と触覚に訴えて、ジャンルとか虚構と現実とか客とステージとか、色々なものの境界を無効化するような、そんな不思議なショーでした。今までにない新しい体験をした気分。面白かったです。