プラナス・ガール 2巻 / 松本トモキ

プラナス・ガール 2 (ガンガンコミックス)

プラナス・ガール 2 (ガンガンコミックス)

ネクストブレイク有力候補な女装っ子に迫られる系ラブコメディ第2巻。
相変わらず絆は槙に積極アプローチで、押し掛けお泊りに肝試しに夏祭りと定番イベントをガシガシとこなしていく辺りはとてもラブコメしているような気がするのですが、根本的問題として絆は女の子にしか見えないけれど自称男な男の子なのでよく考えればおかしい気がして、でもやっぱりなんかこれで良いんじゃないかなと思えてくる女装っ子マジック。さらにこの巻では、転校初日にからっと明るくレズビアン宣言をかます新キャラの女の子が登場して、性別に対していよいよフリーダムな状況が発生しています。
翻弄されて慌てたり迷惑がったり思わず意識しちゃったりなんだかんだで助けちゃったりする槙と絆の関係は相変わらずニヤニヤもの。ただ、読み進めるうちにだんだん性別とか気にしないし絆は絆だよと思えてきて、お互いがかなり完璧超人に近い美男美女? カップルなこともあってはいはいどうぞどうぞお幸せに的な気分にもなってきたのも事実。
新キャラの紫苑も登場したこの辺りで、人間関係的にもっと少し動きが出てくるとこの先面白くなっていくかなと思います。ポイントは散々槙をからかっている絆が、本当のところ何をどう考えているのかになるのかな、と思ったり。