10-6-21

19日、20日はSound Horizonの国王生誕祭で代々木第一体育館に行ってきました。
とりあえず開場時間前の会場前が凄い人手で、キャパが大きいんだなぁというのと、こんなにローランがいる! という驚きが。ちなみに女性比率がやたら高いのと、それっぽい服装(主に黒い)人がやたら多いのがとてもサンホラっぽいと思いました。
ライブは、2日ともイドイドから始まる構成。ライブでどうやるのかなと思っていた部分もあったのですが、演技の部分と音楽のバランスが良くてとても良かったです。まだシングルが出たばかりなのに、ちゃんと消化されている感じでした。とにかく「彼女が魔女になった理由」のラストが凄い。
新しい幻想楽団は、Moiraまでと比べるとアグレッシブというか尖ったような印象がありました。きっとこういう雰囲気で7thは行くんだろうなとか。そして新バンドの「schwarzweiβ」にテンションが凄く上がった! それから、他の曲にも言えることですが、サンホラは曲自体のスケールが大きいので、会場が大きくなって、ライブ自体のスケールも大きくなった方が魅力的に見えるのだろうなと思いました。
そして今までの曲だと、1日目は「Moira」メイン。スコップを構えたじまんティウスの登場に苦笑しつつも、終盤のナンバーが全部! みたいな感じで楽しかったです。ミラコンと違って色々遊び心が入っているのが生誕祭らしいなと思いました。そして2日目は「Roman」メインで、イヴェールとママンがたくさん。それからまさかのアビスに、「黄昏の賢者」もあったりと盛り上がる曲が多かった印象。こちらも楽しかったです。
そして代々木体育館ということで、二日通じて運動会タイムが存在。「緋色の風車」で腕を回して、「超重力」でジャンプして、「星間超トンネル」わからない! みたいな。参加型曲になる超トンネルは、国民に対する要求度が高すぎると思います! そして振りの説明に時間を使いすぎるという。それでも、二日目はそれなりに形になっていた気がしますが。というか、全体的に「知っていること前提」感があるのが、ファンイベントな生誕祭らしいといえばらしいのかなとも。それが前提になって、色々遊び心が散りばめられているような感じでした。
あとは、サイリウムは指示が良く見えないので結局多くの曲でも振っている感じになっていたのが残念な感じもありましたが、ヴィオレッタ側とオルタンス側で青と紫の2色に綺麗に別れた会場を見て、それだけで満足した私がいました。綺麗だった!
それから、RevoのMCが音楽制作へのスタンスが見えて興味深かったなぁと。次をやるからには新しいことに挑戦していきたい、同じ生誕祭を繰り返したくはないというのは、同じようなものを望んでいるファンが多い以上勇気がいることだとは思うのですが、それでも進める勇気とプライドがクリエイターとして持てて、実際にそれを実行できるのは素敵なことだと思います。
そんな訳で、生誕祭はいったんお休みのようですが、7thアルバムとそのコンサートへの期待感の高まったライブでした。そして8000人の国歌斉唱は凄かった!