10-7-3

前半は完璧でまるでオランダが弱いチームのように見えたのに、1つのオウンゴールというミスから、すべてが崩れていったブラジルの姿に、人間がチームを組んで闘うサッカーというスポーツの怖さを垣間見ました。これだけハイレベルな試合の中ですら、こんなにも簡単にチームは崩壊するのだなと。


それから、F1のヨーロッパGPを見てウェバーの大事故に無事で本当によかったと思うと共に、可夢偉の力走に感動しました。セーフティカーが入った時にタイヤを交換しない作戦で3位にとどまった後、残した1回のピットイン分のギャップを稼いだ走りは素晴らしかったです。ザウバーのマシンであれだけのタイムを、しかもタイヤを労りながら刻み続けた集中力。そしてピットイン後にフレッシュタイヤの力を受けて、抜きにくいコースでアロンソブエミを交わしたラスト2週。まだまだレースごとのムラッ気はありますが、特別なものを持った、いまだ果たせぬ夢を見られる日本人ドライバーが出てきたのだなと思います。まずは、表彰台。今のチーム状況ではもちろん厳しいですが、レースが荒れればチャンスがない訳ではありません。可夢偉なら見せてくれるのではないかと、期待しています。