2010年の20枚+1曲

2010年もまた節操無く色々聴いていたのですが、その中から20枚と1曲を選んでみるという記事です。今年は例年にもましてアニソンばかり聴いていたせいかやたら偏っている気がもしますが！

Marchen / Sound Horizon

Marchen（初回限定盤）

今現在までのサンホラ集大成的な一枚。コンサートまで合わせて、これだけの世界をこれだけのクオリティでやりきられてしまうとすごいなーとしか。聞けば聞くほど仕掛けがあったり、妙な方向にキャラが立っているのも魅力です。

FictionJunction 2008-2010　The Best of Yuki Kajiura Live

FictionJunction 2008-2010 The BEST of Yuki Kajiura LIVE

ライブ盤。梶浦由記のサントラ系楽曲詰め合わせ的なものですが、この人の作る楽曲の真骨頂は間違いなくライブにあるのでサントラで聞いたという人も是非。

Red Moon / Kalafina

Red Moon

こちらも梶浦由記プロデュースのユニット。1作目は空の境界のためのという感じのアルバムでしたが、こっちはKalafina独自の世界観が存分に現れているアルバム。1曲目からひたすら濃いです。
曲は「光の旋律」が好き。祈りの歌。ラストのサビの歌詞とメロディで泣きそうになります。

　
ハジマリノウタ / いきものがかり

ハジマリノウタ【初回生産限定盤】

あれよあれよという間に人気が出て、気がついたらトップアーティストだったいきものがかり。肩の力を抜いて聴けて、すっと心が軽くなる、場所も人も選ばないようなアルバムです。あと、今年出たベスト盤の方もおすすめ。

初音ミクの消失 / cosMo@暴走P

初音ミクの消失 / cosMo@暴走P feat. 初音ミク(ジャケットイラストレーター:左 )【数量限定初音ミクの消失ストラップ付き】

一枚を通じて「初音ミク」の物語になっているコンセプトアルバム。おもちゃ箱をひっくり返したような打ち込み楽曲に人には難しい高速歌唱、そしてミクによるミクのための歌詞は、人の代わりではなく、Vocaloidでなければ意味のないアルバムだと思います。ストーリーの流れの最後に来る「初音ミクの激唱」の後半の盛り上がりのカタルシス！

脳・内・再・醒　Ecphoric Dance / MOSAIC.WAV

脳・内・再・醒~ecphoric dance~ 初回限定盤

そのcosMo@暴走Pが参加したMOSAIC.WAVのシングル。超高速のリズムとワールドミュージック調アレンジの上を跳ね回るような音、キャッチーなメロディラインにお得意の高速歌唱。何がなんだか良く分からないけれど、とりあえず聞いたことのない新しい世界への扉が。

TEMPTATION BOX / SCANDAL

TEMPTATION BOX(初回生産限定盤)(DVD付)

何故かインディーズ盤から持っていたりするSCANDALですが、このアルバムでやたら完成度が上がったように感じました。あとすごくキャッチーになった。制服着て歌っている辺りもそうなのですが、この自分たちの武器を把握してその上で媚びている感に強かさを感じてすごく好きです。

Cosmic Inflaction / 中川翔子

cosmic inflation

テレビでもライブでも後ろは振り返らない捨て身の全力感が凄く印象的なしょこたん。これは周りにいる人達は思わず応援したくなるだろうなぁと。CDよりライブが魅力的な人。意外と安定していて声がよく伸びるので。空色デイズから連なるロック系の楽曲が素晴らしいと思います
曲は「TYRANT too young」が好き。ベタベタな曲！　ライブがカッコ良かった！

流田P / 流田Project

流田P 〈初回限定盤〉

ニコニコ動画で有名になってデビューした仮面でアニソンバンドカバーをする人たち。女性ボーカル打ち込み系の楽曲を男性ボーカルバンドスタイルでカバーしていて、最初聴いたときにこういうのが聴きたかったんだ！ と思いました。プロになったので、今後は権利関係とか大変そうですが頑張って欲しいなと思います。あとこれはライブで聴きたい。

gothic lolita agitator / 妖精帝國

gothic lolita agitator

妖精帝國の3rdアルバム。今までよりのかなりとっつきやすくキャッチーな感じで、でも妖精帝國らしさはしっかりあるというバランスが良いと思います。3枚目の進化を感じた一枚でした。

ROLLING★STAR / 岸田教団＆THE明星ロケッツ
岸田教団 - ROLLING★STAR
今年はメジャーデビューもした岸田教団＆THE明星ロケッツですが、同人で出た東方アレンジアルバムのこれがとにかく良かったです。疾走感と切なさののあるバンドアレンジ。この人たちについてはもっともっと広く聞かれて欲しいとかなり本気で思っています。曲は「宵闇鳥」の暴れるギターと切ないメロディが好きです。

東京メリィゴゥランド / JUDGEMENT
judgement.jp - 
岸田教団＆THE明星ロケッツのichigoがVocalの同人サークルで、他のメンバーも妙に豪華なので期待はしていたのですが、当たり前のように期待以上でちょっとびっくりしました。こういう横方向のフットワークの軽さは同人ならではだなぁと。GO! GO! 7188とか椎名林檎の系統でもっとキャッチーで激しくしたような感じというと雰囲気は想像付きやすいかも。

Listen！ / 放課後ティータイム

TVアニメ「けいおん!!」エンディングテーマ Listen!!(初回限定盤)

けいおん!! 関連楽曲はどれもかなり好きなのですが、その中でもこれが一番好き。ちょっと古めの雰囲気が確信犯的なカッコよさ。あとサビの盛り上がりがとても良いです。ちなみにカラオケで歌うとすごく気持ちの良い歌。
放課後ティータイムだと、アルバム「放課後ティータイムⅡ」もキャラクター商品として曲からパッケージまで完璧な出来だったりとか。あれはすごいと思います。

ROSE HIP-BULLET / GRANRODEO

ROSE HIP-BULLET(初回生産限定盤)(DVD付)

アニサマで初披露された時にこれはかっけーと思ったのがこの曲。歌詞も曲も歌もギターもこういうのがカッコイイだろ！ という衒いも迷いもないド直球のストレートで清々しいくらい。素敵です。

Naked arms / T.M.Revolution

Naked arms/SWORD SUMMIT(初回生産限定盤)(ゲーム盤)(DVD付)

Twitterがいつも楽しいことになっているT.M.Revolution。戦国BASARAのタイアップということで、作品への思い入れが溢れた曲になっていてさすがだなと思います。特にc/wの「SWORD SUMMIT」は刀を切り結ぶSEが曲の一部としてバックに入っているこだわり具合。疾走感のある楽曲も良かったです。

VOICE / Perfume

VOICE(初回限定盤)(DVD付)

タイトル曲の「VOICE」も好きですが、c/wの「575」がとても好き。力の抜けた感じのラップ部分が非常に可愛いです。聞いていると「恋愛サーキュレーション」を連想するような感じ。

irony / ClariS

irony

リスアニ！ 誌からデビューの中学生ユニット。プロデュースがlivetuneのkz。親しみやすいメロディのデジタルポップ。c/wもクオリティ高くて、次のタイアップも決まっていて、これはこの先ブレイクするんじゃないかなぁとか思ったり。曲は「Neo Moon」が80年代終わり頃のアイドルポップスを今っぽく仕立てた感じで凄くツボです。むしろ「irony」より好きかも。

ロミオとシンデレラ / doriko

ロミオとシンデレラ

待ちに待ったdorikoの2ndアルバム。期待通りのものになっていました。この人の作るメロディラインは親しみやすくて綺麗でとても魅力的だと思います。「ロミオとシンデレラ」や「キャットフード」の歌詞も可愛くて好きです。曲は「キャットフード」が好き。メロディの中毒性がヤバい！

HOLIDAYS IN THE SUN / YUI

HOLIDAYS IN THE SUN【初回生産限定盤】CD+DVD

かなり強い感情を込めて歌っているのに、曲はすっと入ってくる感じが良いです。聴いていると、この人は本当に歌うことで自分の周りの世界と闘っている歌唄いなんだなと思います。

Revolutionary / 9mm Parabellum Bullet

Revolutionary

思い切りぶつかっていくような楽曲とキャッチーのバランスが印象的なアルバムでした。ただ激しいのではなく、切実さがあるのが好きです。

そして最後に+1曲。
キグルミ惑星 / 高垣彩陽

はなまるなベストアルバム childhood memories

はなまる幼稚園の柊の声での歌、セリフ、そして音大声楽科卒の力をいかんなく発揮するオペラ調の歌唱までの振り幅。宇宙規模に壮大なようでその実さっぱり意味のわからない歌詞。テンポチェンジしまくる曲調。やたらカッコいいギターソロにキーボードソロ。アニソンで、高垣彩陽でなければありえない萌えプログレ曲。衝撃でした。とりあえず2010年ベストアニソンはこの曲で。