ナナマル サンバツ 1 / 杉基イクラ

ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4)

ナナマル サンバツ (1) (角川コミックス・エース 245-4)

地味だけど知識はある本好きの少年が、美人のクラスメイトに誘われて、変人部長の率いるクイズ研究会に入って、クイズの世界に足を踏み入れるという文系部活ものなお話。0コンマ数秒を争う早押しクイズの世界は、クイズ番組が好きだった人としては惹かれるものがあります。問題文の解き方を始め、クイズの奥深さにも触れられたり、クイズ研究会周りの雰囲気もなんとなく味わえる作品でした。
ただそれ以上に気になったのがヒロインである深見さんの性格。一直線暴走気味なクイズ馬鹿でどこか天然で、美人なのに人から自分がどう見えているかが全く分かっていないから距離感の取り方が滅茶苦茶という、同性からは反感を買い、異性からは勘違いをされそうな危うさに、読んでいてひたすらハラハラするのですが……!