F1の決勝は可夢偉は残念でしたが上位は見応えのあるレースでした。
可夢偉はスタートの失敗が全てという感じ。上位と同じオプションタイヤスタートで行こうとして、ああなってしまうとちょっと厳しいです。結局ポイント獲得が序盤にプライムを引っ張った面々が並んでいるのでどの道、という感じもしますがそれにしても痛かったところです。逆にザウバーはペレスが見事なレースで去年の可夢偉パターンの作戦を成功させていて成長を感じます。速さは図抜けているので、レースをまとめられるようになるとかなりのところまで来るんじゃないかと思います。
そして優勝争いはバトンの強さの際立ったレースでした。タイヤが先にダメになったベッテルをピットストップでかわし、最後はギリギリの勝負ながらファステストを出して後ろを押さえ込んだ走りは圧巻。バトンは本当に今季は凄みが出たと言うか、正直チャンピオン獲得の2009年よりも強さを感じるようになりました。タイヤの扱いに苦しむハミルトンに勝っているというのも大きい。そしてフェラーリを2位に運んでくるアロンソもさすがとしか。
それから今回は3位でしたが、今シーズン圧倒的な強さで早々とチャンピオンを決定したベッテルは本当に速かった。今年は、ベッテルの年だったなぁと思います。
昨日今日と桂遊生丸版のRomanを読み返したので、Romanをヘビロテ中。Sound Horizonは聴けば聴くほど新しい発見があるのが凄いです。桂遊生丸Romanも最初に読んだ時はよくわからない部分が多かったのですが、CDを繰り返し聴き、ライブに行き、そうしてから読むとそういうことだったのかと思い、そして泣くという。そしてCDを聴いてまたなるほどと。本当に踏み込めば踏み込むだけ魅力の見えてくる、まさに底なし沼的なアーティストで、熱狂的ファンが多いのも道理だなぁと思うのでした。
この辺りはRevoという人が、実際に何かを描くことはもちろん、描かれないものを描くことが巧いからなのかなぁと思います。6分ほどの語られていない隙間にある物語の広さ、他の曲、他の作品とのリンクみたいなものが、サンホラの魅力なのかなと思います。
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